2013年7月7日日曜日

エジプトの世俗派野党「救国共同戦線」がエルバラダイ前IAEA事務局長の首相就任を発表。米英傀儡政権の再成立に一石を投じるか。

https://surouninja.blogspot.com/2013/07/iaea.html
軍事クーデターによりムルシ大統領が失脚したエジプトで昨日(2013年7月6日)、世俗派の野党勢力「救国共同戦線」は、暫定首相として野党指導者のムハマド・エルバラダイ前IAEA事務局長が任命されたと発表した様である。


CNN.co.jp 7月7日(日)13時25分配信
衝突続くエジプト 首相にエルバラダイ氏有力か
カイロ(CNN) 解任されたムルシ前大統領の支持派と反対派が対立を続けるエジプトで、野党指導者のエルバラダイ国際原子力機関(IAEA)前事務局長の首相就任が有力視されている。

エルバラダイ氏が率いる世俗派の野党勢力「救国共同戦線」は6日、同氏が暫定首相に任命されたとの声明を出した。マンスール暫定大統領の側近はこれを否定したものの、「(同氏の任命は)理にかなった人選」との見方を示した。

ノーベル平和賞 - Wikipedia
1963年 - 赤十字国際委員会、国際赤十字赤新月社連盟
1973年 - ヘンリー・キッシンジャー(アメリカ合衆国)
2005年 - 国際原子力機関 、ムハンマド・エルバラダイ(エジプト)
2007年 - 気候変動に関する政府間パネル、アル・ゴア(アメリカ合衆国)
2009年 - バラク・オバマ(アメリカ合衆国)
2012年 - 欧州連合

ノーベル平和賞というのは、国連や赤十字関係、労働系組織、米民主党系といった、一定のバイアスが掛かった人物ばかりが受賞している。エルバラダイも其の中の一人である。所謂“グローバリスト”というやつだな。

ニューヨーク
2008年10月24日 東西研究所主催の講演
国連と核兵器のない世界における安全保障 国連事務総長 潘基文(パン・ギムン) - 日本原水協
東西研究所のジョン・エドウィン・ムロス会長兼最高経営責任者、
東西研究所のジョージ・ラッセル理事会議長、
キッシンジャー博士
エルバラダイ博士
ドゥアルテ氏、

Sat.2011.03.05
「エルバラダイは過渡的な象徴だ」-キッシンジャー - カレイドスコープ
電話インタビューで、キッシンジャーは、このように語っています。

「簡単に言えば、エルバラダイは単なる過渡的な象徴だ。
彼は、エジプトの倒壊は中東ドミノの一つに過ぎないことを知っている。
エジプトは、軍か、ムスリム同胞団の管理下に置かれることになるだろう。
彼は相手側が、反対するために現われるかどうかについては知らない。キッシンジャーは、ヒラリーに口を閉ざしたままでいるように言っています。
ムバラク解任は、これから始まるドラマの序幕にすぎないのだ」。
(動画の6:45あたり)

Tue.2011.03.01
ジョージ・ソロスとエジプトの新しい憲法 - カレイドスコープ
ロイターは、“エジプトの市民グループ”は、すでにいくつかの憲法草案を練り終わっており、新しい憲法が一ヵ月後には準備されると言っている反政府側の裁判官の言を引用しています。
この裁判官は、ムパラクが追放されるまでクウェートに身を潜めていたのです。

これら“市民グループ”には、ジョージ・ソロスの「オープン・ソサエティ研究所(Open Society Institute)」から資金提供を受けた「人権情報のためのアラビア・ネットワーク」も含まれています。
そして、ネオコンのラインにある米国民主主義基金(NED)は、「人権のためのエジプト組織」に資金提供していたのです。

2011.02.04
投資家ソロスのエジプトに対するコメント - ザ・リバティweb(幸福実現党系)
投資家としての彼の行動や思想には問題もあるかもしれない。だが、ハンガリー系ユダヤ人でホロコースト経験者の彼が、イスラム原理主義のムスリム同胞団がエジプトの政権を握ることを「米国は支持しなければならない」と述べている点、注目される。以下、彼の論旨の重要箇所を紹介する。
・エジプトの民主化は、中東地域における平和を進展させることになる。ムスリム同胞団が、ノーベル平和賞受賞者のモハメド・エルバラダイ(国際原子力機関[IAEA]前事務局長)の支持に回っているのは、今後の民主的政権にあって同団体が責任ある立場を果たそうとしているという望ましい兆しである。

ムルシ“ムスリム同胞団”政権の崩壊後、エジプトでは再びムバラク残党による米英傀儡政権が誕生するだろうと俺は思っていたが、今回エルバラダイの名が再び浮上してきたことで、エジプトに国連中心主義のグローバリスト政権が誕生する可能性も出てきたわけである。

カルト保守勢力の台頭というイベントは、国家支配をグローバリストへ移譲するための重要なイベントなのかも知れない。

米英勢力が自由な経済活動のためにカルト保守勢力を排除したがる一方で、グローバリスト勢力は恐らく、カルト保守勢力をも内包した世界政府の創設を目指していると思われる。まぁ“カルト保守に肝要なリベラル”というのが現実に何処迄成立し得るのかは謎だがね。


2013年7月4日木曜日
案の定、エジプトで軍事クーデターが勃発。ムルシ“ムスリム同胞団”政権は僅か1年で崩壊。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/07/1.html

2013年7月1日月曜日
トルコに続き、エジプトでも世俗派による大規模な反政府デモが発生している様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/07/blog-post.html

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