2013年12月10日火曜日

ゴールドマン・サックス:米英への資金還流を認める。

http://surouninja.blogspot.com/2013/12/goldman-sachs-rates-higher-the-us-and-uk-economy.html
ゴールドマン・サックスのストラテジストが9日(2013年12月9日)、米英は2014年に予想以上の経済成長が見込まれると指摘し、来年(2014年)は「米国株」が魅力的な投資先との見方を示す一方で、過去10年間に見られたような堅調な商品市況は終わるとの見通しを示したとのことである。


2014年は米株式が魅力的な投資先=ゴールドマン
ロイター 2013年 12月 10日 09:50 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9B900S20131210

[ニューヨーク 9日 ロイター] -ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)のストラテジストは9日、英国と米国は2014年に予想以上の経済成長が見込まれると指摘。米連邦準備理事会(FRB)が低金利を維持するとの見通しを踏まえると、来年は米国株が魅力的な投資先との見方を示した。
複数のアナリストは、米緩和策の縮小開始や欧米のぜい弱な景気回復を踏まえると、過去10年にみられたような堅調なコモディティ市況は終わるとの見通しを示した。

欧米の株式市場は目下堅調に推移しており、日本株も欧米程では無いものの、過去10数年間と比べて堅調に推移している。これは、以前から述べている通り、世界のマネーが先進国へと“資金還流”していることを示している。(参考:「新興国から先進国への資金還流」という世界的潮流が数字に顕れ始めた様だね。2013年8月3日土曜日)

そして、これまで先進国から流出していたマネーが逆流しているということは、GSのアナリストも指摘している通り、これまでの商品市況や新興国バブルが終わるということでもある。現に、堅調な商品市況と海外からの投資に支えられてきた新興国は今まさにドルの急激な流出に頭を抱えている状況である。

参考1:
インドネシア:経済危機回避は絶望的か。2013年11月20日水曜日

参考2:
G20では先進国と新興国が“先進国への資金還流”に関するコンセンサス醸成に苦慮。2013年9月6日金曜日

参考3:
先進国への資金還流に藻掻くインド政府。2013年8月15日木曜日

参考4:
トルコ中銀が過去最高額の外貨売却入札。ドル高によるリラの最安値更新を受けて。2013年7月9日火曜日

これは、「米国債務上限問題でドルの信任が低下する」などという、特定クラスタから聞こえてくる主張が非現実的な妄想であることを意味する。(参考:米国債務上限問題:グローバリスト達の焦り。2013年10月10日木曜日)

比較的グローバリスト勢力寄りと見られるGSがこのようなレポートを発表するということは、堅調に進む米英とその同盟諸国の経済成長が本物であることの証左であろう。それと同時に、同社が抱えていた商品ポジションが既に手仕舞われたということも示唆しているのではないだろうか。