2014年2月21日金曜日

Ubuntu搭載スマホがアップルに引導を渡す。

http://surouninja.blogspot.com/2014/02/ubuntu-phone-to-finish-apple-off.html
Canonical社が今年(2014年)中にUbuntu搭載スマートフォンをリリースすると発表したようである。

クラウドファンディングサイドIndiegogoで過去最高額となる1,280万ドルもの資金を集めた、同社のUbuntu搭載スマートフォンプロジェクト、「Ubuntu Edge」。同社が目標としていた3,200万ドルには達することができなかったものの、その需要が十分に確認できたことがリリースを決める決定打となったのかも知れない。

Ubuntu 搭載スマートフォン、Meizu と bq から今年登場
Sean Michael Kerner
2014年2月20日 / 12:10
http://japan.internet.com/allnet/20140220/1.html

Ubuntu 搭載スマートフォンが2014年ついに登場する。2月19日朝開催されたビデオカンファレンスで Ubuntu 創始者である Mark Shuttleworth 氏が公表した。
我々はアプリのエコシステム拡大を最重要視している。Android と iOS のトップ50アプリを、Ubuntu スマートフォンにも取り込みたい。
Shuttleworth 氏は、Ubuntu スマートフォンの最初のパートナーとして bqMeizu という、一般消費者にはあまり馴染みの無いベンダーを選択したことに触れ、2015年には大手のスマートフォンベンダーからも Ubuntu デバイスがリリースされると付け加えた。
Ubuntu コード

現時点では、スマートフォン向け Ubuntu のコードは、その95%を PC 向け Ubuntu と共有している。Shuttleworth 氏は、Ubuntu スマートフォンが本格的に販売開始になるときまでには、デスクトップ版とスマートフォン版の Ubuntu コードを100%共通化したいと述べた。

Ubuntu搭載スマホの注目点は、モバイルとPCのコードを統一しようとしている点である。これは、既存のUbuntuエコシステムをそのまま流用することができることと、開発者がモバイル独自に開発する手間を省けるという点で、二重の強みとなるだろう。

一方、予定されているスペックの高さからも、Canonical社は、昨今のスマホ低価格化競争に乗らないだろう。これは、ハードウェアを徹底的に安くして普及を目指す、Google社のAndroidスマホやChromebookなどとは棲み分けが可能となるということでもある。

逆に、Ubuntu搭載スマホの登場でダメージを被るのは、技術を囲い込んで高価なハードウェア(iPhoneなど)で利益を上げている、Apple社である。

一昔前はAppleスマホはギークな人々に好まれてきた傾向があるが、そういう人々は、Ubuntuスマホが登場すれば間違いなくそちらに流れるだろう。そうなると、Appleは今後、イノベータ理論でいうところの最終フェーズとも謂える、“レイトマジョリティ”や“ラガード”を相手にした商売がメインとなるということである。それらの層をターゲットにしているNTTドコモが最近になってようやくiPhoneを投入したこともそれを見事に証明している。

これが何を表しているかというと、要するに、タダでさえハードウェアの価格競争で先行きの暗いAppleが、Ubuntuスマホの登場で引導を渡されることになるということである。

Appleはここに来て必死に経営の多角化を模索しているようだが、ときは既に遅しといったところではないだろうか。

参考:
2014年 02月 21日 05:08 JST ロイター
再送-米テスラCEO、アップルとの協議を確認 買収の可能性「非常に低い」=報道

政商として成り上がった企業は、政治の大きな流れには逆らうことはできないだろう。

参考:
2014年1月29日水曜日
米民主党と一蓮托生の米アップル社。

ジョブズという唯一のカリスマを失った同社が、縁の下の力持ち=ウォズニアックの主張にさえも耳を傾けられなくなっているのだとしたら、同社には明るい未来など訪れまい。

参考:
2014年2月10日月曜日
ウォズニアック:アップルもAndroid採用端末を。

まぁ何れにしても、Ubuntuスマホの登場は、スマホ業界にイノベーションを齎すだろう。Android OSやChrome OSの少しフラついた設計思想にも良い影響を与えて行くものと思われる。


関連:
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