2015年6月19日金曜日

ギリシャデフォルトはほぼ確定、EUとの協議は合意見込み無く

https://surouninja.blogspot.com/2015/06/Greece-will-default-almost-certainly-because-the-last-talks-with-EU-failed.html
18日(2015年6月18日)のユーロ圏財務相会合の協議では、予想通り、財政難のギリシャと金融支援を行うEUの間で合意には至らず、また合意される見通しも無かったとのことである。この日の協議は事実上、ギリシャに対する最後通告となると云われていたわけだが、これによりギリシャ・デフォルトはほぼ確定したと見ていいだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150619-35066178-cnn-int
ギリシャ支援合意できず ユーロ圏財務相会合

CNN.co.jp 6月19日(金)10時51分配信

ロンドン(CNNMoney) 財政難に陥っているギリシャへの金融支援の条件などを巡り、ユーロ圏財務相会合の協議が18日に開かれたが、合意には至らなかった。ギリシャが債務不履行(デフォルト)、そしてユーロ圏離脱へとまた1歩近づいた形となった。

会合後、デイセルブルム議長(オランダ財務相)は「会合ではほとんど進歩がみられず遺憾だ。合意の見通しもない」と語った。「ギリシャ情勢を早急に話し合う」ため、ユーロ圏各国の緊急首脳会議が22日に開催される。
現在の支援合意が期限切れとなる6月30日は、ギリシャがIMFに15億4000万ユーロ(約2150億円)を返済する期日となる。国際信用市場にアクセスできず、金融支援も得られないとなれば、ギリシャはデフォルトに陥ってしまう。

ちなみにギリシャの“親ロシア派”チプラス首相は同日、ロシアを訪問し、一発逆転の交渉を行おうとしている。ギリシャはもはやEUなどどうでも良いのだろう。

引用元:時事
渦中のギリシャ首相訪ロ=プーチン大統領、支援約束も
ギリシャのチプラス首相(左)と握手するロシアのプーチン大統領=4月8日、モスクワ(AFP=時事)

【モスクワ時事】債務危機に陥ったギリシャのチプラス首相は、18~20日開催のロシアのサンクトペテルブルク国際経済フォーラムに出席する。対ギリシャ支援を左右する18日のユーロ圏財務相会合さなかの訪ロ。19日にプーチン大統領と会談し、支援の多様な選択肢を確保、双方に欧州連合(EU)をけん制する狙いがあるとみられる。
チプラス首相は、ハンガリーのオルバン首相と並ぶEU内の「親ロシア派」。ウクライナ危機をめぐる欧米の対ロ経済制裁にも疑問を公言してきており、ロシアにとっては心強い「味方」だ。
チプラス首相は、4月にもモスクワを訪問してプーチン大統領と会談している。この時は「ギリシャから金融支援の要請はなかった」(大統領)とされているが、両首脳はガスパイプライン「サウスストリーム」計画中止に伴う新たな「トルコストリーム」計画などを協議した。大統領は、共同事業を通じた支援ならできると語った。



参考:
2013年8月29日木曜日
米露ガスパイプライン主導権争いの場としてのシリアとトルコ。

切羽詰まったギリシャがアカい悪友に流れて逝くであろうことは、当ブログでも以前から予想していた通りである。今後ギリシャは同国の唯一の価値である“地政学的価値”を最大限に活かし、中国やロシアに軍港を解放するなどし共産圏として生きる道を選ぶ可能性がある。だがそのような事態になれば当然、NATOと米国はギリシャの行動を黙って見過ごすことはしないだろう。ギリシャがロシアの軍港になるということは、即ち、地政学的に欧州の平和の終わりを意味するからだ。何処かの半島のように緩衝地帯という名の“戦場”になる可能性もあろう。

参考:
2015年2月12日木曜日
脳みそプリン体化したお花畑ギリシャに擦り寄る悪友たち。
2015年1月29日木曜日
アカく染まるギリシャ。
2015年1月26日月曜日
ギリシャはEUの腐ったミカン。

とは言え、経済面で見れば、ギリシャ・デフォルトが先進国経済に致命的な影響を及ぼすことはないだろう。先進各国は既にギリシャ・デフォルトを織り込み済みであると思われる。

参考:
引用元:ロイター
ギリシャ情勢は危機的、欧州銀行への影響は限定的=独連銀理事
2015年 06月 1日 15:44 JST

[フランクフルト 1日 ロイター] - 独連銀のドンブレット理事は1日、ギリシャ情勢は危機的との認識を示した。ただ、欧州の銀行への直接的な危険は相対的に小さいと述べた。

参考:
引用元:ロイター
ギリシャデフォルト、市場には備える時間十分あった=PIMCO
2015年 06月 19日 10:54 JST

[ロンドン 18日 ロイター] - 米債券運用大手パシフィック・インベストメント・マネジメント・カンパニー(PIMCO)のダグラス・ホッジ最高経営責任者(CEO)は18日、民間資本はギリシャのデフォルト(債務不履行)に備える時間がこれまで十分にあったとの見方を示した。ただ、実際にデフォルトとなれば、市場に一定の「調整」が起こる可能性はあると述べた。

まぁ先進国にとってはギリシャ・デフォルトをさほど恐れる必要もないのだろうが、一方で外貨準備の多くをギリシャ国債に突っ込んでいると推測される韓国は完全に詰むことが予想される。

参考:
2015年5月25日月曜日
ギリシャ・デフォルト危機に怯える在日韓国人

韓国が逝けば中国も連鎖的に逝くことになるだろう。中国にとって韓国は最大の電子部品輸入相手だからだ。まぁ中国の足元を見て日本が電子部品を高値で売り付けるのも悪くないかも知れない。今やソニーのカメラセンサー無しにスマホ生産は成り立たない。

引用元:ロイター
そもそも理財商品がどのくらいの時期に、償還を迎えるのかも不透明。6月下旬とも言われた償還は7月から本格化するとも言われている、短期資金を3カ月ぐらいで回していることを考えれば、数カ月先に同じような懸念が高まりかねない。「リスクシナリオの1つとして意識されている分にはいいが、実際のリスクへと向かいかねない」(市場関係者)という。

参考:
2015年6月18日木曜日
中国は人民元のSDR構成通貨採用という餌に釣られるか

これらの経済的ビッグイベントと重なり、今夏は兵役逃れの在日名簿の公表(7月1日)や事実上の通名禁止による在日天国崩壊(7月9日)が待ち受けている。どうやら今夏は6月末から7月にかけて戦後最も暑い夏になりそうな予感である。おそらく「ギリシャデフォルト」がこれらのビッグイベント開始の号砲となるのだろう。

参考:
2015年6月12日金曜日
純韓国資本銀行「ウリィ銀行」に7/16まで業務停止命令、7/9の在日天国崩壊に向けて外堀埋まる
2014年11月13日木曜日
株式含み益課税:世界に広がる在日包囲網。

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