2015年9月4日金曜日

インドネシア、高速鉄道計画を撤回。垣間見える親中派ジョコ・ウィドド大統領の葛藤

http://surouninja.blogspot.com/2015/09/Indonesias-pro-China-president-Jokowi-decided-to-start-the-high-speed-rail-plan-from-scratch.html
インドネシア・ジャワ島での高速鉄道建設を計画しているインドネシア。インドネシア高速鉄道の受注をめぐり、日本と中国が受注競争を繰り広げる中、親中派ジョコウィドド大統領(ジョコウィ)は中国案を採用するだろうと昨夜報じられていたわけだが、夜が明けた先ほど、なんとインドネシアは高速鉄道計画自体を撤回することを明らかにしたとのことである。

http://www.47news.jp/FN/201509/FN2015090301001773.html
インドネシア高速鉄道で中国案採用か 
2015/09/03 22:15 【共同通信】
日本と中国が受注を競うインドネシア・ジャワ島の高速鉄道建設で、同国のジョコ大統領は中国案採用を示唆。
 ↓
http://jp.reuters.com/article/2015/09/03/indonesia-infrastructure-idJPKCN0R326K20150903
2015年 09月 4日 04:10 JST
インドネシアが高速鉄道計画を撤回、日中の受注競争振り出し

[ジャカルタ 3日 ロイター] - インドネシアは、日中が激しい受注争いを繰り広げていた同国初の高速鉄道計画を撤回した。政府高官が3日、明らかにした。

首都ジャカルタと南部バンドン間の150キロメートルを時速300キロ以上の高速鉄道で結ぶ計画だったが、ジョコ大統領が高速鉄道は必要なく、中速度の鉄道で十分と判断したという。

また日中両国はこれに伴い、新たな計画を提出することが可能としている。

世界的な“先進国への資金還流”の動きに対応できず、経済が疲弊し国民も狂い始めているインドネシアでは、国民の心の隙を突いて政界にアカが入り込み、政治までもがボロボロになっている。

今回のように土壇場でちゃぶ台返しをするインドネシアの高速鉄道計画は、インドネシア政界の不安定な内情を物語っているのだろう。

インドネシアは地政学的に見ても未だ日本にとって重要な国である。言うまでもなく、日本のシーレーンはインドネシアの周辺を通るからだ。中東からのエネルギー依存を止めることができればインドネシアは然程重要でもなくなるのだが、そんなものは遠い未来の話になるだろう。

インドネシアは日本にとって地政学的に重要な地域だからこそ、何としても赤化だけは防がねばならない。そういう意味でも、インドネシアの唯一の救いは“インドネシア海軍”と言えるだろう。来たるべきジョコウィ大統領の“暴走”を最後の最後で食い止めることができるのは、今のところインドネシア海軍だけである。

参考:
2015年3月23日月曜日
インドネシア:日本と防衛協力、インドネシア海軍は最後の良心。

インドネシアのルーピー、ジョコウィ大統領は、おそらくこのまま放っておいても勝手に自滅していくだろう。経済のハンドリングが下手な赤い大統領など、所詮は長続きなどしない。

以前にも述べた通り、日本は今後、ジョコウィ大統領なんかよりもインドネシア海軍との協力関係を深めて行くべきだろう。

ジョコウィが政界で曖昧な態度を採り続ける以上、日本は無理してインドネシアを経済的に救ってやる必要はない。勿論、日本の高速鉄道を下手に安売りしてやる必要もないだろう。インドネシアが韓国ポスコ製鉄工場爆発で犯した自らの過ちに未だに気付いていないのだとしたら、インドネシアはもう逝くところまで逝かないと駄目かも知れないからだ。その来たるべき危機に備えて、日本はインドネシア海軍と連携を密にしておく必要があるだろう。

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