2015年10月5日月曜日

TPP交渉大筋合意で巨大経済圏の誕生へ。中韓EU経済は破滅の危機

https://surouninja.blogspot.com/2015/10/The-TPP-deal-reaching-in-today-ruins-China-backed-economies-like-Korea-and-EU.html
TPP交渉は、日本の重要課題であった自動車部品などの「原産地規制」で北米3カ国(米国、メキシコ、カナダ)が日本に歩み寄り、TPP交渉における大きな障壁はクリアされたとのことである。具体的には、北米3カ国は日本に対し、NAFTA並の部品調達率(日本の計算方式で70%)を要求していたが、最終的には日本の主張する部品調達率45%で合意に達したようである。

また、米豪間で対立していた「バイオ医薬品の開発データ保護期間」では米豪が互いに歩み寄ることで合意に達しており、TPP交渉全体で残る課題は、ニュージーランドが主張する乳製品の輸入枠拡大のみとなっているが、自動車分野などと比べれば瑣末な問題であり、これも米国などが輸入枠拡大などの歩み寄りで本日中に合意に達することが予想される。

俯瞰すれば、これによりTPP交渉は全分野に置いてほぼ合意に達したと見ていいだろう。TPP交渉は本日中(2015年10月5日)にも合意に達したとの発表がなされるだろう。

日本の輸出産業にとって最も重要だった自動車部品の分野では、部品調達率は先程も述べた通り45%で合意に達したわけだが、これにより影響を受けるのは、中国やタイなどTPP非参加の製造国である。TPPが施行されれば、TPP非参加国である中国やタイなどでの自動車部品製造は頭打ちとなるだろう。それらの国々に新規に工場を設置する企業が減ることが予想されるからだ。

中国とタイの製造業が衰退する一方で、メキシコやカナダといった代替となるTPP参加国への工場進出は増える可能性が高い。勿論、全部が全部ではないだろうが日本への工場回帰もあるだろう。

中国などの反日反米国家が“世界の工場”という、日米にとって歪で危険な状況は、これで改善されることになるだろう。TPP合意により中韓は巨大経済圏から締め出されることとなり、中韓経済衰退は確定したといえよう。また、中韓と関係を深めてきたEUもVWの詐欺発覚と相まって破滅へと向うだろう。

参考:
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フォルクスワーゲンショックが誘うFCV普及と水素社会
2015年9月22日火曜日
VW:独大手自動車メーカー「フォルクスワーゲン」、前代未聞の米排ガス規制逃れ詐欺が発覚し株価大暴落。クリーンディーゼル車の信用失墜で倒産にも現実味
2015年9月10日木曜日
シリア難民問題とロシアのEU侵略の野望

今後は日米を中心にTPP参加国の経済は上向く一方で、中韓+EUの経済が下向きとなることが世界経済のトレンドとなるだろう。後者(中国、EU)の経済が復活するのは、それらがバラバラに分裂してからになるだろう。まぁ何れにしても、そうなるにはまだまだ時間が掛かるだろう。少なくとも“内戦”や“紛争”というトリガーなしに中国とEUがバラバラになることは考えられまい。それまで中国とEUは互いの足を引っ張り合いながらダラダラと落ちて行くだけとなるだろう。韓国にいたっては国が消滅する可能性すらあろう。

関連:
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