ページ

2014年8月1日金曜日

米テスラとパナソニックが融合する未来。

https://surouninja.blogspot.com/2014/08/Tesla-might-fuse-with-Panasonic-in-the-near-future.html?m=1
テスラ・モーターズの第二四半期決算は売上高が前年同期比89%の大幅増となったようである。テスラのEVに搭載する蓄電池を提供するパナソニックの生産が受注に追いつき始めたことで生産量は16%高まったとのことである。

米テスラの売上高89%増 4~6月、電池調達改善

2014/8/1 9:59
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN01H0Z_R00C14A8EAF000/

 【シリコンバレー=兼松雄一郎】電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズが7月31日発表した4~6月期決算で、生産を阻む要因だった電池調達の改善により販売が好調に推移し、売上高は前年同期比89%増の7億6934万ドル(約790億円)となった。一方、次期モデルの開発費などがかさみ、最終損益は6190万ドルの赤字(前年同期は3050万ドルの赤字)だった。

 パナソニックが供給する蓄電池の生産が受注に追いつかない状況がやや改善し、生産量は前の期比で16%高まった。今後、世界で直営販売店を300以上増やすなど販売網も拡充し、売上高を伸ばす計画だ。

今回の発表では、件のリチウムイオンバッテリーギガファクトリーについても言及があったようである。

 決算と同時に、テスラとパナソニックは米国で大規模な蓄電池工場を建設する計画で正式に合意したと発表した。工場全体の土地、建物、設備はテスラが投資・運営し、パナソニックはリチウムイオン蓄電池の製造設備に絞って投資する。パナソニックが納入した蓄電池のセルをテスラが電池モジュールとして組み立てる。

 総額で50億ドルに上るとみられる投資額の配分は協議中だが、決算説明会でイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「パナソニックは積極的で、目安として全体の3~4割を担うだろう」と語った。建設地は今後数カ月で決める。

2017年から生産開始を予定している同ギガファクトリーには、パナソニックが3〜4割ほど負担することになるとのことである。パナソニックの積極姿勢を見れば、テスラ社との結び付きを今後も更に強化して行くつもりであることは容易に想像がつく。ちなみにパナソニックはテスラ社の株主でもある。

このギガファクトリーが完成すれば、テスラ社は世界最大のリチウムイオン電池製造メーカーになることが予想される。テスラ社が限りなくバッテリーメーカーに近づき、パナソニックが自動車メーカーに近付くという未来の先に、両者の融合が在ったとしても何も不思議ではあるまい。



パナソニックの都賀社長の曰う、「将来パナソニックが自動車メーカーになるかもしれない」というのも、まさにそのような融合を示唆しているのではないだろうか。

FCVとEVが次世代自動車の主導権争いを行っている昨今だが、EVは勿論のこと、FCVにおいてもやはりリチウムイオン電池というのは二次電池として必須の存在である。つまり、世の中の潮流が今後どちらに転んでも、リチウムイオンバッテリー生産で主導権を獲得するであろう、両社が食いっぱぐれることはない、ということである。

参考:
2014年5月24日土曜日
リチウムイオン電池でFCV時代を乗り切る米テスラとパナソニック。

以前から述べている通り、FCVも突き詰めればいずれはEVに回帰すると見ている。これから訪れようとしているFCV時代に、両社が静かに蓄積し続けるであろうEV技術やノウハウも、将来的には必ずや陽の目を見ることだろう。時間は掛かるかも知れないが、テスラ社とパナソニックの大胆な挑戦は、必ずや両社を次世代自動車業界における主導的立場へと押し上げると予想している。

関連:
2014年7月13日日曜日
FCV:EVとの勝ち目なき戦い。
2014年6月20日金曜日
FCVが超小型EVに負ける未来予想図。
2014年6月13日金曜日
米テスラ:EV特許オープン化でFCV時代を戦う。
2014年3月4日火曜日
超小型EVは国内産業復活の鍵。

0 件のコメント:

コメントを投稿