引用元:北海道新聞
シャープ、中国に液晶技術供与か 数百億円確保、リストラ費用に
03/24 20:57
経営再建中のシャープが、中国の液晶パネルメーカーからの要請を受け、最先端の液晶技術の供与を検討していることが24日分かった。技術料として数百億円の収入を確保し、経営立て直しに必要なリストラ費用などに充てたい考えだ。
高画質の液晶パネルを生み出す「低温ポリシリコン」と呼ばれる技術で、中国の京東方科技集団(BOE)や天馬微電子など数社から積極的な打診があったもようだ。中国でスマートフォン向けに高精細な製品への需要が高まっているためだが、技術流出を懸念する声も根強く、慎重に判断するとみられる。
引用元:ビジネスジャーナル
2015.03.16
シャープ危機、尋常ではない深刻度合い 政府主導で液晶事業の分離・再編へ交渉か
シャープの中小型液晶事業を、政府の後押しによって日立製作所やソニーなどの液晶部門を統合させたジャパンディスプレイ(JDI)に合流させる案が浮上しているというのだ。
「シャープ凋落の端緒となったテレビ向けの大型液晶工場は子会社化し、すでに台湾企業の出資を受けています。円高で海外に生産移管した電子レンジなど白物家電、太陽電池事業も円安の進行で採算が悪化しています。液晶をJDIに移管した日立や東芝は他の事業で業績を回復させましたが、シャープには液晶に代わる柱が存在しないのです」(業界関係者)
シャープの液晶パネル事業というのは、シャープを支える二つの主力事業のうちの一つなわけだが(もうひとつは複写機事業)、大口顧客の中国スマホ大手小米(シャオミ)からの液晶パネル受注が液晶パネル大手のジャパンディスプレイによって奪われてしまったため、現在のような危機的状況に陥っているわけである。ジャパンディスプレイとは、産業革新機構が主導してソニー・東芝・日立の液晶パネル事業を統合して作られた日本の国策液晶パネル企業である。
引用元:産経
2015.3.24 11:00更新
【ビジネスの裏側】
「注文がとれなくなった」シャープの嘆息…再建に立ちはだかった“日の丸連合”との消耗戦は中国メーカー喜ばせるだけ
経営再建中のシャープが主力取引銀行に資本支援を要請するまで追い込まれている。赤字体質のテレビ、太陽電池事業の不振が大きいが、主力の液晶パネル事業が失速し、カバーしきれなくなったことも影響している。きっかけは、中小型液晶パネル大手、ジャパンディスプレイ(JDI)がシャープの上得意の北京小米科技(シャオミ)から受注を獲得するなど巻き返したことだ。シーソーゲームをみるような日本勢の消耗戦は価格競争を加速させ、背後から迫る中国、台湾メーカーに利することになりかねない。(織田淳嗣)
シャープの液晶パネル事業をめぐり、日中韓が今まさに熾烈な争奪戦を繰り広げているのである。
シャープは以前に同社の虎の子である「複写機技術」や「液晶パネル技術」を韓国サムスンに供与しようとした“前科”があるようだ。まぁシャープは親韓派のみずほ系(芙蓉グループ)なのだから、さもありなんといったところであろう。
参考:
2015年3月3日火曜日
金融庁が警戒する住宅ローン事業と在日天国崩壊。
2015年1月22日木曜日
みずほ系列:中共系企業CITICに巨額投資する伊藤忠。
結局その後はシャープの虎の子の技術がサムスンに技術供与される事態には至らなかったようだが、とは言え、シャープは以前から韓国の産業スパイによって技術が盗まれ放題だったようである。社内やボードの在日汚鮮が進んでいるのか知らないが、シャープには韓国人に付け入られる隙が沢山あるのだろう。(参考:佐々木シャープ元副社長「サムスンはシャープの液晶技術をあらゆる手段で盗んでいった」 - IT速報)
一方、シャープの液晶パネルの大口顧客である米アップル社は昨年、シャープに対し、サムスンと距離を置くよう警告している。これは、シャープの液晶技術が韓国サムスンに盗まれることで(そして韓国サムスンを経由して中国シャオミに渡るだろう)、アップル製品が中韓スマホに対する優位性を失うことを恐れたからだろう。
引用元:サーチナ
「サムスンと距離を置くように」 米アップル、シャープを説得=中国メディア
【経済ニュース】 2014/07/17(木) 06:30
シャープが三重県の液晶パネル工場の設備を米アップル社から買収するための交渉を行っているとの報道について、中国メディアの騰訊科技は15日、「アップルはシャープに対し、サムスンと一定の距離を置くよう説得している」と伝えた。
アップルがもっとも懸念している点は「シャープがサムスンに液晶パネルを提供すること」と報じ、最新の報道として「アップルはリスクを未然に防ぐため、シャープに対してサムスンと距離を置き、サムスンに液晶パネルを供給しないよう要求している」と報じた。
中国スマホ大手シャオミがシャープの液晶パネル事業を狙っている理由は次の2点であると考えられる。
(1) 日本に生殺与奪権を握られている状況からの脱却
(現状は日本製の液晶パネル無しには成り立たない状況)
(2) 液晶パネル技術をパクり更なる低価格化を実現
(パクれば特許料タダ)
このように特亜企業が日本の技術を虎視眈々と狙っている状況において、日本が国益を考えるなら当然、シャープの液晶パネル事業はジャパンディスプレイに譲渡させるのが正解だろう。
ちなみに米アップルは、既にシャープとの契約関係をフェードアウトさせる一方で、ジャパンディスプレイとの関係を強化しようとしている。
引用元:産経
シャープ亀山工場、アップル専属契約見直し 中国向け高精細パネル生産へ (1/2ページ)
2015.2.3 06:48
経営再建中のシャープが、米アップル向けにスマートフォン用の高精細液晶パネルを生産している亀山第1工場(三重県亀山市)で、専属契約を見直すことで合意したことが2日、分かった。需要が堅調な高精細パネルの取引先を広げ、稼働率を安定させて業績てこ入れにつなげる。シャープは年内にも中国メーカー向けなどに生産を始め、液晶事業の立て直しを図る。
引用元:日経新聞
ジャパンディスプレイ、石川に新工場 アップルが投資大半負担
2015/3/6 23:42
ジャパンディスプレイは6日、石川県白山市にスマートフォン(スマホ)用の高精細液晶パネルの新工場を建設すると発表した。投資額は1700億円で、大半を主要な納入先である米アップルが負担するとみられる。2016年夏に稼働して全社的な生産能力を2割強増やし、韓国LGディスプレーなど競合大手に対抗する。
ジャパンディスプレイがシャープの液晶パネル事業を買い取ることで、日本企業同士での無駄な潰し合いを避けられれば、ジャパンディスプレイ(日本)はシャオミ(中国)やサムスン(韓国)に対し強気のビジネスを展開できるようになるだろう。
更には、国策企業であるジャパンディスプレイに液晶パネル事業が集約されることで、中韓企業のような知財意識の極端に低い連中に日本の技術が流出する危険性を低減できるというメリットもある。それはスマホメーカーの製造コストがよりフェアな状態になることを意味するわけで、知財保護を尊重する米アップルにとっても大きなメリットなのである。
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