2013年4月24日水曜日

ケリー米国務長官がラブロフ露外相と会談し、昨年(2012年6月)のジュネーブにおける“シリア和平案”実現に向けた取り組みの再開を合意。

https://surouninja.blogspot.com/2013/04/20126.html
ケリー米国務長官が昨日(2013年4月23日)、ラブロフ露外相と会談し、昨年6月(2012年6月)にジュネーブで協議されたシリアに関する和平案の実現に向けた取り組みを再開することで合意したとのことである。

ただ、ジュネーブでの和平協議でも埋まらなかった“アサド大統領退陣の是非”については、未だ米露間で解決していない様である。



2013年 04月 24日 09:42 JST
シリア移行政府設立の取り組み再開へ、米ロ外相が合意 - ロイター
[ブリュッセル 23日 ロイター] 米国のケリー国務長官は23日、訪問先のベルギー・ブリュッセルでロシアのラブロフ外相と会談し、シリア関係国が昨年6月に協議した和平案について、実現に向けた取り組みを再開することで合意したと発表した。
米国とロシアを含む主要国はスイス・ジュネーブで昨年6月、シリア停戦実現のために挙国一致「移行政府」の設立を支援することで合意した。ケリー長官はラブロフ外相との会談で、この移行政府設立への取り組み再開を協議したと発表し、「実現の可能性を再度模索する」と述べた。
ロシアはこれまで、ジュネーブでの合意を実行に移すよう呼び掛けているが、米国が主張するアサド大統領の退陣については反対を表明している。ラブロフ外相は先週、大統領退陣の要求がイスラム過激派の脅威拡大につながるとの懸念を示した。

8.07.2012, 15:31
シリアに関するジュネーブ合意の遵守を呼びかけるロシア - ロシアの声
フランスのパリで6日、「シリアの友人」会合が開かれた。同会合には世界100カ国以上のほか主な国際機関の代表者らが参加した。これまでに開かれた2回の会合と同じく、今回もシリア側の代表者が不在する中で話し合いが行なわれた。
シリアの「友人」らは再び、アサド大統領の即時退陣および対シリア制裁の強化を求めた。会合の参加者らは、シリア反体制派に対して現シリア政権打倒に向けた妥協なき戦いを呼びかけたほか、反体制派に対する武器と資金供与も約束した。

これを受けロシアのルカシェヴィチ報道官は、パリで開かれた「シリアの友人」会合は、政治的に間違っているだけでなく、不道徳であるとの考えを表した。報道官は、「シリアの友人」会合は、シリア反体制派勢力のごく一部に立脚したものであり、それはシリア国外にいる勢力だと指摘、同会合は当事者の対立を深め、紛争を激化する恐れがあると語った。

2012年 07月 1日 13:01 JST
シリア関係国が「移行政府」支援で合意、アサド氏の処遇は不透明 - ロイター

[ジュネーブ 1日 ロイター] 内戦状態にあるシリア情勢の打開に向け、国連安全保障理事会の5常任理事国やシリア周辺国らは30日、ジュネーブの国連欧州本部で閣僚会合を開催し、停戦実現のために挙国一致「移行政府」の設立を支援することで合意した。ただ、アサド大統領の処遇については合意に至らなかった。
国連とアラブ連盟の合同特使を務めるアナン前国連事務総長は会合終了後、記者団に対して「時間がなくなりつつある」と述べ、移行政府はシリア現政権と反体制派の双方により構成され、同政府が自由選挙を実施すべきとの考えで合意したことを明らかにした。

22.04.2013, 14:19
ラヴロフ外相、西側一部諸国に警告:シリア反体制派への武器輸出を解禁せぬよう - ロシアの声
ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、22日、モスクワの記者会見で、「西側諸国がシリア反体制派への武器禁輸を解除するとすれば、それは国際法を蹂躙することだ」と述べた。
武器輸出解禁を主張しているのは英国、フランス。解禁に反対しているのはドイツ、オーストリア、オランダである。

武器輸出解禁を主張しているのは、ロシア以外の常任理事国である。欧米系常任理事国は今後、シリアにおけるロシアの利権を掻っ攫う心算なのだろう。また背後の軍産複合体が此の“商機”に与ろうとしていることも想像に難しくない。


18.04.2013, 12:22
アサド大統領:欧米諸国はシリア国内のアルカイダ支援の代償支払う - ロシアの声
シリアのバシャル・アサド大統領は欧米諸国に対して警告を発し、リビア、そしてシリアにおける「アルカイダ」をはじめとする過激派勢力への支援の代償は高くつくとの考えを示した。
アサド大統領はまた、「いかなる反対勢力も選挙で選ばれ、国内に基盤をもっていなくてはならない。金をもらって国家の破壊を叫ぶような者は愛国者とはなりえない。」との考えを示した。

イスラム過激派と呼ばれる勢力が世界中で米国の裏仕事を請け負っていることは、あのアルカイダが欧米の対ソ連部隊であったことからも凡そ想像が付くわけだが、シリアにおける反体制派のイスラム勢力にも同じ事が謂えるのだろう。詰まり、同勢力はシリア国内のロシア利権を破壊、略奪するための謀略部隊だということである。

ケリー米国務長官がシリア問題で再び動き出した今、米露両国が今後どの様な着地点を見出すのかは注目に値する。

其れと同時に、ロシアと繋がるイスラエルがどう立ち振る舞うのかも非常に気になる処である。イスラエルは現時点では欧米と同調してアサド批判を展開してはいるものの、シリア国内のイスラム過激派を排除したいという点ではロシアと共闘出来る部分も在るからだ。シリア情勢に関して、イスラエルほど微妙で困難な立ち位置に立たされている国は他に在るまい。


2013年2月7日木曜日
米国のケリー国務長官とロシアのラブロフ外相が両国の協力のために可能な事をすべて行うことで合意。シリアやイランを巡る情勢についても協議したとのことだが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/02/blog-post_1815.html

2013年1月31日木曜日
イスラエル軍戦闘機がシリアとレバノン国境付近のシリア軍研究施設を空爆。ロシアがシリアに対する姿勢を変化させた直後。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/01/blog-post_31.html

2013年1月28日月曜日
ロシアの対シリア政策に変化。アサド政権転覆を見越した動きか。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/01/blog-post_6743.html


tutinoue

「ニセテロ情報にウォール街大混乱 「シリア電子軍」が犯行声明 」:イザ! http://t.co/4SFRzGBezK ← 正確には シリア電子軍(SEA)を名乗る組織 www 2chしか見出しに 「名乗る」をつけないってのも。。

2013年4月24日 11:44:56

SyriaArabSpring

【シリア情勢2013年4月23日】http://t.co/g6R82iSEQa #シリア イスラエル軍諜報機関調査ユニットのイタイ・バロン准将は、シリア国内の被害状況・犠牲者を撮した写真から、同国の複数カ所で軍が化学兵器を使用していると理解できるとの見解を示した。

2013年4月24日 11:41:54

SyriaArabSpring

【シリア情勢2013年4月23日】http://t.co/g6R82iSEQa #シリア ジェイ・カーニー米ホワイトハウス報道官は、記者会見で、シリア政府が国民に対していまだ化学兵器を使用していないとの結論に達したと述べた。

2013年4月24日 11:41:49

SyriaArabSpring

【シリア情勢2013年4月23日】http://t.co/g6R82iSEQa #シリア ラヴロフ外務大臣はまた「シリアの反体制勢力にアラブ連盟の代表ポストを与えることはどういう意味があるのか? こうした行為は、外交的、政治的手段を通じた紛争解決への希望が破壊されたことを示すもの

2013年4月24日 11:40:55


イスラエルが欧米の謀略に加担し過ぎると、シリアにイスラム過激派政体が誕生し、自らの墓穴を掘りかねないんだけどな。

SyriaArabSpring

【シリア情勢2013年4月23日】http://t.co/g6R82iSEQa #シリア またケリー米国務長官は、記者団に対して「(イスラエルのベンジャミン・)ネタニヤフ首相と今朝、(電話で)話した。会談で、このこと(シリア政府による化学兵器使用)を確認することができなった」と述

2013年4月24日 11:40:15


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