2013/4/20 22:40
イタリア大統領選、超党派で現職に続投要請 - 日経新聞
【ジュネーブ=原克彦】新政権を樹立できず次期大統領選びも難航しているイタリアで、議会最大勢力の中道左派連合や第2勢力の中道右派連合は20日、現職のナポリターノ大統領に続投を申し入れた。続投が決まれば大統領は改めて各陣営に政権発足への歩み寄りを促す見通し。大統領選ではこれまで左派議員の造反が相次ぎ、左派の代表が辞意を表明する事態に発展しており、政局の混迷が続く可能性もある。
ナポリターノ大統領が続投要請に応じたのは、政局の混迷が長引けばイタリアの景気の悪化が止まらず、欧州経済全体への悪影響が広がるのを懸念したためとみられる。同国では失業率が過去最高の水準で高止まりし、個人消費の落ち込みも顕著だ。
読売新聞 4月20日(土)23時24分配信
伊大統領、異例の続投…6回目投票で再選
【ローマ=末続哲也】イタリア大統領選は19~20日、4~6回目の投票を行った。19日の4回目投票で議会最大勢力の中道左派が推したロマーノ・プローディ元首相(73)は、派内から造反が相次ぎ、当選に至らなかった。
事態収拾に向け、中道左派や第2勢力・中道右派、第4勢力・中道陣営の各指導者は20日、ジョルジョ・ナポリターノ大統領(87)に異例の続投を要請。大統領は承諾し、同日の6回目投票で再選が決まった。
読売新聞 4月22日(月)9時11分配信
イタリア最大勢力党首が辞任、新政権へ混迷深く
【ローマ=末続哲也】イタリア大統領選は20日、3日間の迷走の末、6回目の投票でジョルジョ・ナポリターノ大統領(87)を再選、決着した。
大統領の最大の任務は、新政権樹立に向けての再調整になるが、議会最大勢力・中道左派を率いるピエルルイジ・ベルサーニ民主党党首が大統領選直後、党首を辞任するなど、イタリア政局は混迷の度合いを深めている。
此れにより、議会最大勢力の中道左派率いるピエルルイジ・ベルサーニ民主党党首が党首を辞任している。
同氏は先月(2013年3月6日)の党大会で選挙公約を破り、“脱財政緊縮”に方向転換しており、此れが左派分裂の直接的な原因ではないかと俺は睨んでいる。
2013年3月9日 0時33分
イタリア総選挙で積極財政派が台頭―ユーロ圏危機再燃か - 増谷 栄一
イタリア政界の混迷は、今回の総選挙でモンティ首相らの財政緊縮派が後退し、景気刺激の積極財政を支持する2大勢力、つまり、シルビオ・ベルルスコーニ前首相の中道右派連合とコメディアン出身のベッペ・グリッロ氏が率いるポピュリスト(大衆迎合主義)の市民政党「五つ星運動」が台頭したことにある。
主要各派が政権連立を模索する中、民主党のベルサーニ書記局長は政権連立を有利にするため、なんと6日の党大会で選挙公約を破り、脱財政緊縮に方向転換している。選挙公約違反は日本だけではないのだ。
欧米はG20でのコンセンサス(アベノミクスによる日本発の資産バブル)を実行すべく、日本以外の積極財政派勢力を徹底的に排除して行くものと思われる。アベノミクスという日本発の金融緩和の効果をより高めるためには、他国の金融緩和を抑制させる必要があるのだ。
恐らくイタリア政界には今後、不思議な外圧が働き、前マリオ・モンティ政権の緊縮財政方針を維持する勢力が幅を効かせる様になるだろう。
http://t.co/cfjhYe0lax イタリア大統領選で、新政権に続き次期大統領も決められない主要陣営からの懇願を受け、引退するはずのナポリターノ大統領(87)が再選されたことは、イタリアの政治混迷の深さを改めて示した。
RT @aka_kappa: →政局は首相選出で紆余曲折が予想され、その過程でまた誰かが傷つくかもしれない。それを全て承知で国のために87歳の老体に鞭打って再選を受け入れたナポリターノの姿にイタリア政治ウォッチャーはみな涙したのです。実際、市場はまだイタリアを放免したわけではないでしょう。
RT @kikko_no_blog: ベルルスコーニが乱交パーティーをしても笑って見てたイタリア人たちも、ベルルスコーニが増税を口にしたら首相の座から引きずり降ろしたね。日本人の場合は正反対で、政治家をスキャンダルでひきずり降ろすことはあっても、政策でひきずり降ろすことはない。どっちが正しいのかな?
イタリアってのは。首相斡旋して失敗した大統領が責任をとって辞任した。さあ、大変。今度は大統領を決めないと首相を指名する人がいない。すったもんだして大統領を再任する。首相は総選挙終わって2ヶ月経つのにまだ決まらない。よくまあ国が成り立つ、と思ったら政治家排除のモンティが続けてる。笑
右派などがモンティを徹底的に腐して潰したことで、それ自体は問題があっても政党政治の限界に達したとき使える手段である大統領政権としての実務家政権も作りにくかったイタリアの危機が、既存政党がナポリターノの再選に集結したことで、大統領の正統性を再び高め、また実務家政権が可能になった。
2013年4月20日土曜日
米ワシントンで開催されたG20でも日本のアベノミクス量的緩和容認。日本潰しの“債務削減目標”にも具体的数値を設けず。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/g20.html
2013年4月15日月曜日
今週(2013年4月18日)からワシントンで行われるG20で、各国の債務の対GDP比率を90%以下にする案が協議されるとのことだが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/2013418g20gdp90.html
G20各国にとって“日本の金融緩和の是非”よりも重要なのは、、緩和実行・終了の“時期を前もって知ること”なのである。まぁ各国政府間のインサイダー取引みたいなもんだな(プ
2013年4月4日木曜日
黒田日銀総裁の就任後初となる金融政策決定会合で、金融政策の目標を“短期金融市場金利”から“マネタリーベース”に変更。長期国債やETFの保有額も2年で2倍に。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/etf22.html
2013年2月18日月曜日
モスクワで開かれたG20で予想通り“円安”が容認された様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/02/g20.html
2013年2月12日火曜日
米財務省のブレイナード次官が“アベノミクス”を支持。地固めする円安路線。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/02/blog-post_12.html
2013年2月1日金曜日
FOMCで金融政策の現状維持を受けて円安が加速。1ドル92円に突入。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/02/fomc192.html
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