http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014092500064
「イスラム国」石油施設を空爆=米軍・アラブ協力国
【ワシントンAFP=時事】米国防総省当局者は24日、米軍とアラブ圏協力国の部隊がイスラム過激組織「イスラム国」が占拠しているシリアの石油施設を空爆したと明らかにした。(2014/09/25-06:30)
シリアのアサド政権は、米軍によるシリア空爆に猛反発しているが、
参考:
2014年9月12日金曜日
アサド打倒:米国に好機を与えるISIS
一方で、此れまでシリアに寄り添い、米国の対シリア政策に反対の立場を採り続けてきた中国とロシアは、今回はヤケに大人しい。
ロシアは先日、シリアに供給予定だったS300高性能地対空ミサイルの廃棄も宣言しており、(だからこそ今回米軍は空爆に踏みきれたのだろう)
参考:
2014年8月12日火曜日
イラク情勢:オバマはアサドを助けるか。
また中国は今回、「国際社会は共同でテロリズムに打撃を与えるべきだ」と、米軍の空爆に賛成するような発言までしている。
もしかすると、中露は遂にアサド政権を見限ったのかも知れない。
米軍がシリア空爆を行えば、反アサドの自由シリア軍は勢力を盛り返すだろうし、そうなるとアサド政権崩壊の危機が更に近付くことになる。ポストアサドのシリアにおける主導権は、親米勢力の自由シリア軍が握ることになると予想される。中露両国ともアサド政権に対する膨大な債権(武器代金)を抱えているにも拘らず、中露は何故このような態度を採り始めたのか。今回の中露の事実上の妥協は、中露両国にデメリットしか無いように見えるが、それでも両国が大人しいのは何故か。
もしかしたら米国は、アサド打倒と引き換えに、ポストアサド政権(自由シリア軍政権か)に対中露債務を保証させるというバーターでも成立させたのではないだろうか。
関連:
2014年9月1日月曜日
ISIS:クルド独立のための促進剤
2014年8月25日月曜日
米国にISIS攻撃を促すサウジとイスラエル。
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