引用元:ロイター
International | 2015年 07月 23日 14:06 JST
ミャンマー、違法伐採の中国人153人に終身刑 中国は反発
[ヤンゴン 22日 ロイター] - ミャンマー北部カチン州の裁判所は、中国との国境地域で木材を違法に伐採した罪で、中国人の被告153人に終身刑、2人に懲役10年の判決を下した。
匿名の司法関係者によると、すべての被告は控訴できるという。
中国と国境を挟んだミャンマー側では長年、木材や半貴石などが中国人によって違法に採集されており、ミャンマー国内の反感が高まっている。
被告らは1月、ミャンマーの軍・警察・関係省庁による違法伐採の一斉摘発によって検挙された。
このミャンマーの対応は、テインセイン政権が中共との対立姿勢を鮮明にしていることの証左である。ミャンマーの対中姿勢は、今年6月にテインセイン政権が中共傀儡のアウンサンスーチー女史の大統領選出馬の芽を完全に潰したことからも鮮明である。
参考:
2015年6月26日金曜日
ミャンマー:中共傀儡アウンサンスーチー大統領誕生の芽潰える
2015年4月6日月曜日
ミャンマー大統領選を狙うアウン・サン・スーチーのアカい背後。
地政学的に見ると、ミャンマーは中国の「真珠の首飾り構想」において非常に重要な位置にあるわけだが、今回のテインセイン政権の動きは中共に対する「NO!」であり、日米やその同盟諸国にとって頼もしい限りである。
上の参考リンクでも述べたが、テインセイン大統領が強力に反中政策を推進する限り、ミャンマーの経済発展は保障されたも同然である。地政学的に重要な拠点には日米共に投資を惜しまないからだ。
ミャンマーはまだまだインフラが未整備で物足りない部分も多いが、ベトナムよりも労働力が安く、その上労働力を大量供給可能な国であるため、ミャンマーの将来性はベトナムを超えて東南アジア最大であると見ている。テインセイン政権が政治面でしくじるようなことさえなければ、ミャンマーは必ずや素晴らしい経済発展を遂げることだろう。
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