2014年2月17日月曜日

レアケース重視で大雪には勝てない防災計画。

http://surouninja.blogspot.com/2014/02/disaster-prevention-plan-of-tokyo-losing-to-heavy-snow.html
東京で降った珍しい大雪の影響で停電や交通機関の麻痺が発生しているようである。

東京都が自衛隊に災害派遣要請

2月16日 15時36分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140216/k10015282061000.html

東京都は、奥多摩町と檜原村で大雪の影響で道路が通行できない状況が続いていることなどから、陸上自衛隊に災害派遣要請を行いました。

東京都によりますと、奥多摩町では国道411号線や204号線などの一部が積雪のため通行できない状況が続いていて、東京都は16日午前10時20分に陸上自衛隊に災害派遣要請をしました。

この大雪は東海から関東、そして東北にも影響を及ぼしているようである。

普段雪が殆ど降らない東京は、ちょっと雪が降るだけで都市機能が簡単に麻痺してしまう。

確かに偶にしか降らない、降っても直ぐ解けてしまう雪のために、除雪車を大量に維持する合理性などなく、これは当然といえば当然の結果である。

だがこういう比較的温かい地域の雪は、降り始めると一気に積もる。しかも大抵湿った重たい雪なので、建物などを簡単に破壊してしまう。



関東以西で降る雪は、ここ北海道の雪のように風で簡単に吹き飛ばせるような雪ではない。雪の質が全く異なるのである。とてもベタベタしていて非常に不快であり、多くの人々が雪を嫌いになるのも無理もない話である。

また、関東は基本的に住宅が密集しており、雪を捨てる場所がない。少しぐらいの雪なら道路脇に退けておいて自然に解けるのを待てばよいが、もしもこういう大雪が数日続けば、雪を退ける場所などすぐに無くなるだろう。都市の中でも比較的道路を広く確保している札幌でさえも、溜まった雪をダンプで捨てに行く必要性があるというのに、東京の狭い道路ではどうにもならないだろう。そもそも交通機関が麻痺してしまっているようでは、それすらも儘ならないだろう。

全てをコンパクトに効率良く作られた現代都市というのは、降雪の少ない場所でしか有り得ないということなのだろう。

何れにしても、東京などの大都市は、大地震や原発事故という超レアな災害ばかり気にしてないで、もっと現実的に発生する可能性の高い災害を考慮して防災計画を練る必要があろう。原発事故なんかよりも今回の大雪の犠牲者の方が圧倒的に多いのだから。

大雪で交通機関が半麻痺しているというのに、サラリーマンがガンバって通勤しているというのは、経済面で見ても防災面で見ても、どう考えても非効率である。万が一の時でも経済活動を維持するためにも、まずはテレワークの普及させた方が良いのではないかと思われる。都心の企業の多くは、モノを物理的に製造しているわけではないのだから、テレワークで十分にこなせる仕事が殆どだろう。

また、効率を追求しすぎて逆に非効率になってしまっている土地の使い方も何とかした方が良いだろう。密集させる所は密集させる一方で、密集地の側には大規模な空き地を用意しておくべきである。このように土地の疎密を設けることは、俯瞰すれば効率的な土地の使い方になる。広大な空き地は防災面でも役立つ。

まぁ、もしも東京が、こんなことも直ぐに実現できないほど複雑な利害関係が絡んで身動き採れない状態に陥ってしまっているのだとすれば、都市としての伸び代はもう無いということだろう。このまま京都のように時代から取り残されて、安いプライドだけを抱えて廃れていく一方だろう。

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