http://www.saopauloshimbun.com/index.php/conteudo/show/id/20382/cat/1
分担金滞納で投票権喪失 国連機関で弱まる存在感 15/01/29 (17:14)
ブラジルは、国連の加盟国に割り当てられる分担金の滞納がかさんだため、今年1月に国際原子力機関(IAEA)と国際刑事裁判所(ICC―CPI)での投票権を喪失した。27日付エスタード紙(ウェブ版)が報じた。
国連機関に対するブラジルの分担金は現在7490万ドルだが、外交費不足から滞納金は約2億5860万ドルにまで膨らんでいる。IAEAに対しては2012年からの滞納金が3500万ドルになったため、今月1日に投票権を喪失した。
当ブログでの予想通り、政治で迷走するブラジル経済は恐ろしいスピードで絶賛崩壊中のようである。
参考:
2014年10月28日火曜日
ブラジル:BRICSの夢から覚めることができないルセフ大統領。
2014年9月30日火曜日
ブラジル:選択肢なき大統領選と絶望経済。
グローバリスト(共産主義勢力)謹製のBRICSなどという枠組みに未だにしがみついている限り、ブラジルは永遠に暗いトンネルから抜け出すことができないだろう。なぜならBRICSという枠組みは既に、提唱者たるゴールドマン・サックス(GS)にさえも見捨てられた存在であり、もはや誰も見向きもしなくなった枠組みだからである。
参考:
2015年1月9日金曜日
原油安:GSにさえ見捨てられたBRICS。
2014年7月15日火曜日
BRICS:プーチンとゴールドマン・サックスの反米ツール。
まあ国連機関の権利を喪失したからどうこうというわけではないが、ブラジルほどの大国がたかだか数億ドルが払えないほど追い込まれているということは、ブラジルの将来はどう考えても暗いということの証左に他ならないわけである。
ブラジルに深入りしてきた米国の海洋油田開発会社などは既に惨憺たる状態なわけだが、ブラジル経済の落ち込みはまだまだこんなものでは済まないだろう。新興国関連投資、特にブラジル関連の投資は早々に引き上げるべきではないかと個人的には考えている。
0 件のコメント:
コメントを投稿