2015年6月25日木曜日

TPA法案:遂に成立の公算、7月中のTPP合意も可能に

https://surouninja.blogspot.com/2015/06/TPA-bill-enacted-to-be-met-the-goal-of-TPP-agreement-in-July.html
TPP交渉の合意に不可欠とされるTPA法案は、紆余曲折を経てようやく米議会で週内にも成立する可能性が高まったようである。

これを受けて甘利明TPP担当相は昨日(2015年6月24日)、TPP交渉参加国で閣僚会合について、来月7月中にも開催し同月中の合意も可能との見方を示したようである。

引用元:産経
2015.6.24 22:54更新

甘利担当相、TPP「来月合意可能」 米TPA法成立の公算

 【ワシントン=小雲規生】米上院は24日(日本時間25日)、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の合意に不可欠とされる米国の「貿易促進権限(TPA)法案」を採決、週内にも成立する公算が大きくなった。甘利明TPP担当相は24日、東京都内で記者団に対し、日米などTPP交渉参加12カ国による閣僚会合に関して「7月中に開き、合意が可能だ」でとの見方を示した。
 参加12カ国はTPA法の成立を待って、7月中に閣僚会合を開く方向で調整に入るとみられる。甘利氏は会見で「(閣僚会合が)8月以降にずれ込むことは全く想定していない」との見方を示した。

参考:
2015年5月23日土曜日
TPA法案が休会入り直前で米上院を通過、TPP年内合意も有り得るか
2015年5月14日木曜日
TPP:米上院TPA動議に米民主党が一転譲歩、再採決へ
2015年5月13日水曜日
米上院でTPA動議否決、TPP妥結遅れる可能性

TPP交渉もいよいよ佳境に近付づいてきたようである。

このままTPA法案が無事に米議会で成立しオバマ大統領が最後の署名をすれば、TPP合意に向けて交渉がやっとまともに動き出すことになるだろう。

ただ最終的なTPP妥結のスケジュールが当ブログでの予想(2015年末までにTPP妥結)通りに行くかどうかは不明である。なぜなら米大統領選挙戦スタートの関係でギリギリと見られていた従来のスケジュール(5月末までの閣僚会合実施)を既に2ヶ月も押してしまっているからだ。

参考:
2015年2月20日金曜日
TPP交渉妥結は2015年末か。

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