http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151027/frn1510270859004-n1.htm
「領海進入なら衝突も」 中国共産党系メディア
2015.10.27
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は26日、南シナ海で「領海」と主張する人工島の12カイリ(約22キロ)内に米軍艦艇が進入した場合、中国側は艦船を衝突させるなどの対応を取ると伝えた。
同紙は専門家の話として、中国側は進入した米艦と中国艦船を並行して航行させ、相手側を押し出すなどの方法があると指摘。さらに「極端な状況下では衝突して12カイリから追い出すことができる」とした。
同紙は、こうしたやり方は「大規模な戦闘を避けることができ、かつ中国側の主権を守る強烈な意志を表明できる」と強調した。
また、米側の進入に備えて中国側は準備を進める必要があると指摘。大型駆逐艦や早期警戒機、無人機などを投入することで南シナ海の監視活動を強化、米側の動きを見張るべきだと訴えた。
空から米機が入れば、航続距離の長い爆撃機などを派遣し、米側に対抗できるとした。(共同)
中共が米国とのガチの衝突は何としても避けたいのがミエミエである。それもそのはず、中共軍が本気で米軍に攻撃すれば、中共軍は米軍に徹底的に反撃され尋常でない損害を被ることが間違いない上に、経済においても中国が保有する米国債を米国側に一方的にチャラにされるという致命的な結果を招くことになるからだ。
要するにこの報道は、「中共は米軍の行動に日和ります」という事実上の敗北宣言のようなものである。
おそらく中共軍は今後、人工島の側を航行する米艦船を少し離れたところからお見送りして仕舞いだろう。もし中共の艦船が米艦船に体当たりなどしようものなら即大戦勃発となるわけだが、そのような事態も今となっては米国も躊躇しないだろう。国連を中心とした世界秩序は、中韓露の国連私物化で既に崩壊していると言っても過言ではなく、米国としてはその秩序を律儀に守り続けるメリットは殆ど無いため、正面衝突も今さら遠慮はないだろうということだ。戦後の世界秩序が崩壊して困るのは、国連を私利私欲の道具にする中韓とロシアだけである。中共は、このお笑い戦後世界秩序をなんとしても維持しようと必死になるだろう。つまり中共軍は米艦船の行動には一切干渉しない(できない)ということである。
そう考えると、中共崩壊の切っ掛けは、他国との衝突ではなく、中共の内ゲバや内戦勃発が原因で起きる可能性の方が高そうである。米英で赤っ恥をかかされ続けている習近平では、今後の中共と中国人民の統制は困難だろう。
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