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2014年10月5日 14時33分
読売新聞
グルジア改め「ジョージア」…政府、表記変更へ
政府は、旧ソ連諸国の一つ「グルジア」の国名表記を、同国からの要請に応じて「ジョージア」に変更する方針を固めた。
今月下旬で調整が進んでいるマルグベラシビリ大統領の来日の際、安倍首相に改めて変更の要請がある見通しで、日本政府はこれを受けて必要な法改正を検討する。
ロシア語の表記が起源の「グルジア」と呼んでいるのは、ロシアなど旧ソ連圏と中国、日本などだけだという。
グルジア政府は、2008年にロシアと軍事衝突して国民の反露感情が高まったのを背景に、「ジョージア」と呼ぶよう各国に働きかけていた。
2008年の南オセチア紛争以来、ロシアと断交状態にある同国は、「グルジア」という国名表記を「ジョージア」へと変更するよう日本に要請してきたわけだが、日本政府は「日本における各国公館の名称変更はクーデターなどによる国名変更時など特別な場合以外認められない」という原則に則り、其れを認めてこなかったわけである。
だが今回、日本政府が国名表記変更に応じる構えを見せていることから、日本の対ロシア姿勢に相当の変化が生じていると考えられる。これは安倍政権の姿勢の変化と言ってもいいだろう。このように安倍政権の姿勢を変化させた原因は、ウクライナに対するロシアの強硬姿勢と昨今の北方領土での妄動にあることは言うまでもない。
参考:
2014年8月13日水曜日
北方領土:ロシアが最大規模の軍事演習開始。
2014年8月20日水曜日
北方領土:TPPと択捉島奪還計画。
2014年3月19日水曜日
ウクライナ情勢:中露とG7の対立へシフト。
ロシアと日本の関係改善には北方領土返還こそが最初の一歩になるわけだが、其のそぶりすら見せないロシアには、今後は何を期待しても無駄だろう。
参考;
2014年3月1日土曜日
北方領土:二島返還論は「引き分け」では無い。
2014年2月19日水曜日
北方領土:ロシアからのインセンティブが問題解決の鍵。
ロシアが北方領土を返す姿勢を見せない以上、日本の対ロシア外交は西側の自由主義陣営と歩調をピッタリと合わせて行くことが正解であり、「グルジア」から「ジョージア」への表記変更もまた其の一つである。
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