http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150428/k10010063231000.html
日米2+2 新ガイドラインを決定
4月28日 3時04分
日米の外務・防衛の閣僚協議、2+2がニューヨークで開かれ、新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインを決定しました。新ガイドラインは、海洋進出を活発化させている中国を念頭に島しょ防衛での協力を明記したほか、安全保障法制の整備内容が反映され、集団的自衛権を行使する際に想定される協力項目が盛り込まれています。
日米の外務・防衛の閣僚協議、2+2は、日本から岸田外務大臣と中谷防衛大臣が、アメリカからケリー国務長官とカーター国防長官が出席し、日本時間の27日午後11時前からニューヨークで開かれました。協議では、18年ぶりの見直しとなる新たな日米防衛協力の指針、ガイドラインを決定しました。
新ガイドラインでは、今までグレーゾーンとなっていた島嶼防衛、特に尖閣諸島における中共軍の妄動を阻止することも盛り込まれていることが最も注目に値するといえよう。中共に阿ってきたお花畑なオバマ政権も、米議会での支持を殆ど失ってしまった今になり、ようやく重い腰を上げざるを得なくなったということだろう。
尖閣諸島などの離島では、“便衣兵”を使った侵略を十八番とする中共軍が、漁民に扮して島を占拠する虞(おそれ)があったわけだが、今までのガイドラインでは、そのような“平時”ではないが、かと言って“有事”とも言えないような“グレーゾーン”において、自衛隊や米軍が事実上の中共軍である中国漁船を排除することは難しかったわけである。
だが今回の新ガイドラインには、そのようなグレーゾーンへの対処も明記され、ようやく日米軍は協力して中共軍の侵略を阻止することが可能となったわけである。
参考:
引用元:SankeiBiz
「切れ目ない連携」 島嶼防衛を明記 日米ガイドライン再改定合意へ (2/4ページ)
2015.4.28 07:00
日本有事に関しては、中国の海洋進出に伴い強化が必要となっている島嶼防衛で、自衛隊と米軍の特殊作戦部隊が「作戦実施中、適切に協力」するなど米軍の関与を明記する。漁民に偽装した中国軍特殊部隊が尖閣諸島などの離島を占拠するケースも念頭に置いているとみられる。
万が一再び以前のように中国漁船(実体は中共軍)の珊瑚密猟が日本の領海で行われるようなことが起これば、今後は自衛隊は米軍の協力の下で遠慮無く中国漁船排除に乗り出せるというわけである。中共軍の下で武装した中国漁船による海賊行為や中共軍の潜水艦によるタンカーの航行妨害なんかも、自衛隊は新ガイドラインに基づいて一網打尽にできるだろう。新ガイドラインの決定で島嶼防衛が強化されることは、日本のシーレーン防衛の強化にも繋がり、ひいては日本経済の復活にも繋がる話なのである。
参考:
2013年9月26日木曜日
シーレーン確保のための集団的自衛権の行使。
勿論、米中正面衝突(第三次世界大戦の火種)を避けたい米国が中共軍に対して“直接的に”手を下すことはないだろう。米国からすれば、今敢えて自らが大戦を惹き起こして世界秩序を壊すことに大したメリットも無いからだ。まぁ放っておいても朝鮮半島で中露が勝手に衝突し、その結果として国連常任理事国改革は前進すると見ている。
参考:
2015年4月9日木曜日
THAAD配備を躊躇う韓国、核弾頭搭載ICBMを獲得した北朝鮮。
話が逸れたが、新ガイドラインによって日本の自衛隊が世界最強の米軍の支援を受けつつ、国として“当たり前の領海防衛”ができるようになったということは、日本にとっては間違いなくプラスなのである。
この日米防衛の新ガイドラインの決定で、今後は中共軍がどこまで大人しくなるか注目したい。まぁ韓国とは違って多少は理性で行動できるのが中国だから、今から日本に手を出して無駄死にするような愚かな選択だけはしないとは思うのだが。
関連:
2015年3月17日火曜日
尖閣問題:中国公式地図で自滅する中共。
2015年1月15日木曜日
日本の防衛費:鏡に向かって吠える中共。
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