http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20151113/frn1511131204005-n1.htm
メルケル首相「米排ガス規制は有害」 5年前に懸念
2015.11.13
ドイツ経済誌ウィルトシャフツウォッヘは12日、同国のメルケル首相が2010年の訪米時、米カリフォルニア州の厳しい排ガス規制に懸念を示していたと報じた。首相は「ドイツの自動車会社にとって有害だ」と述べたという。
フォルクスワーゲンの排ガス規制逃れ問題発覚の5年以上前から、ドイツの自動車会社が米国の排ガス規制への対応で苦慮していることを把握していたと指摘した。
メルケル氏はシュワルツェネッガー知事(当時)と会談した際、同席した大気資源局幹部に懸念を示した。幹部は、ドイツ企業が排ガス規制をクリアするのに苦労していると、メルケル氏が「具体的に知っていて驚いた」という。 (共同)
これは、ドイツが国家を挙げてVW社の不正をスルーした可能性を示唆している。VW車に米CA州の排ガス規制をクリアできる見込みがあったとしたら、メルケル首相がわざわざそのような懸念を示すとは考え難いからだ。メルケル首相はVW社の不正を知っていた可能性がある。
シリア難民問題への対応で迷走するメルケル首相に、また新たな火種が誕生することになったようである。
参考:
2015年9月17日木曜日
シリア難民と衝突するハンガリーと難民受け入れで再び滅びの道を選ぶ花畑ドイツ
VWの排ガス規制不正問題は、失態続きのメルケル首相にトドメを刺すかも知れない。VWやボッシュは今後、巨額の賠償金で倒産する可能性も決してゼロではない。もしそうなればドイツ経済は確実に破綻し、メルケル責任論が盛り上がるだろう。其れ以前に、もしこの不正にメルケル首相が関与していたとなれば、VW破綻ひいてはドイツ経済崩壊を待たずにメルケル首相が任期途中で更迭される可能性もあるだろう。2013年のドイツ誌シュテルンの“予言”は、意外と現実のものになったりするのかも知れない。
参考:
http://jp.reuters.com/article/2013/08/07/l4n0g845z-merkel-weekly-magazine-retire-idJPTJE97601U20130807
2013年 08月 8日 03:15 JST
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メルケル首相、来月の選挙で3選なら16年に退任の意向=独週刊誌
[ベルリン 7日 ロイター] - ドイツの週刊誌シュテルンは7日、メルケル首相が9月22日の総選挙で勝利した場合、3期目の任期が切れる1年前の2016年に首相を退任する方針だと報じた。
同誌はコラムで「2017年の連邦選挙の前年に当たる2016年が、メルケル首相が退任する年になるだろう」と指摘した。情報源は明らかにしていない。
メルケル首相の報道官は報道について「いっさい根拠がない」と述べ、首相自身も以前に、3選を果たしても任期途中で退くとの報道を否定していると指摘した。
独ビルト紙は4月、メルケル首相が就任10年目に当たる2015年に退任する可能性があると報じたが、首相はそれに対し、4年の任期を全うする考えだと反論した。
関連:
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