2013年 07月 5日 19:51 JST
アングル:投資マネーは新興国離れ、米ドル一極集中の可能性 - ロイター
[東京 5日 ロイター] - 米量的緩和の縮小観測と時を同じくして浮上した新興国の脆弱な経済情勢や政情不安で、投資マネーは新興国から離れている。
その時々の情勢に応じ、投資対象が慎重に選ばれる「選択的リスクオン」のもとで、目下のところ米ドルにマネーが集中しやすくなっている。
マネーは新興国を離れ、現局面では米ドルに集中しつつある。先進国でも、日銀はかねてから異次元の緩和を進めている。4日には、欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(BOE、英中銀)がそろってハト派的なスタンスを鮮明にした。5日の米雇用統計が良好なものとなれば、ドルが全面高になる可能性があると予想されている。
其の典型例として、ブラジルでは目下、投資マネーが流出し、株価も低迷している。だが公共交通機関の運賃値上げを切っ掛けとして反政府デモが発生したブラジルでは、ブラジル中銀が民衆の不満に応えるため今後も利上げを実施すると見られる。そうなるとブラジルの株価には更に悪影響を及ぼすだろうね。
此の流れがアジアにも波及すれば、“第二次アジア通貨危機”も現実味を増すだろう。
トヨタ企業サイト|トヨタ自動車75年史|第3部 第4章 第3節|第1項 アジア通貨危機の発生
トヨタ・モーター・タイランド(TMT)の販売台数も4 万2,000 台へと激減した。 TMTでは、収益改善策として、原価低減、経費節減などに努力すると同時に、輸出の拡大に重点的に取り組んだ。具体的には、1998 年4 月に南アフリカ向けハイラックスCKD 部品の輸出元を日本からタイに切り換え、同年11 月にはオーストラリア向けハイラックスの生産を日本からタイに移管した。しかし、アジア通貨危機の克服は困難を極め、TMTは、1997 年から2000年にかけて4 年連続の赤字決算を余儀なくされた。 しかし、こうした状況ではあったが、トヨタはタイに踏みとどまり続けた。
タイ・バーツ暴落によるアジア通貨危機を報じる日刊工業新聞(1977年7月11日付)
2013年6月28日金曜日
日本が期限到来の日韓通貨スワップの一部延長を見送る一方で、韓国中銀は中韓通貨スワップ協定を3年延長、規模拡大も。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/3_28.html
FRBが金融緩和縮小へ舵を切り始めたことで、今後は新興国から米国への資金還流が起き、其の過程で再びアジア通貨危機が発生する可能性も在るのではないかと俺は予想している
そうなると輸入製品に依存する韓国民の生活は間違い無く逼迫することになろう。だが其の一方で、韓国の財閥系多国籍企業は、中国の“中間財”支援と、通貨危機演出(ウォン安誘導)で世界的な競争力を再び強化するだろう。
アジア通貨危機とは何だったのか。最終的に多国籍企業がリストラの口実に出来るだけでなく、逆に通貨安によって恩恵さえ与ることが出来るわけだが、其れ等を踏まえると、通貨危機という“イベント”の本性が朧気ながら見えてくるというものである。
2013年6月25日火曜日
米諜報機関の活動を暴露したエドワード・スノーデンが香港からモスクワ経由でエクアドルへ政治亡命するとのことだが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/blog-post_25.html
最近の中国人民銀行の行動を見ていると、1980年台の日本のバブルを崩壊させた、あの大蔵省の“総量規制”を彷彿とさせるね。
此等の問題は今後何処で落ち着くか。俺が予想しているのは、中国バブル崩壊と人民元相場の完全自由化の見返りに、欧米が“インターネット規制強化”を飲むといった結末である。
其の過程ではアジアから米国への資金還流を加速させる、“第二次アジア通貨危機”が発生するかも知れない。
2013年6月15日(土)
第二次アジア通貨危機、テキ-ラショックは起きるのか? - fxdondon presents FXトレ-ド
2013年6月21日金曜日
バーナンキFRB議長の資産買い入れ“年内縮小”発言で米国株が大幅に下落した様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/frb.html
2013年6月20日木曜日
バーナンキFRB議長が資産買い入れの年内縮小を示唆。強いドルを志向し始めたFRB。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/frbfrb.html
0 件のコメント:
コメントを投稿