麻生副首相が「改憲」について“ナチス”を肯定する失言をした、とマスコミが報じている様だが。

麻生太郎副首相兼財務相が一昨日(2013年7月29日)、都内で講演し、「改憲」に言及する中で“ナチス”を肯定する失言をした、とマスコミ各社が報じている様である。


2013年7月31日 朝刊
改憲でナチス引き合い　麻生副総理、都内講演で - 東京新聞

　麻生太郎副総理兼財務相は二十九日夜、都内で講演し、憲法改正をめぐり戦前ドイツのナチス政権時代に言及する中で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べた。

　麻生氏は「護憲と叫んで平和がくると思ったら大間違いだ。改憲の目的は国家の安定と安寧。改憲は単なる手段だ」と強調した。その上で「騒々しい中で決めてほしくない。落ち着いて、われわれを取り巻く環境は何なのか、状況をよく見た世論の上に憲法改正は成し遂げられるべきだ。そうしないと間違ったものになりかねない」と指摘した。

麻生の失言は恒例行事化してしまっている感が否めない。麻生は思っていることを其の儘口にしてしまう質なのだろうが、「財政政策」についての発言と同じぐらいオブラートに包んで、慎重に慎重を重ねて発言すべきだな。失言の真偽は兎も角として、こういう発言は“緊縮財政派”の政略に利用され、アベノミクス成功の足枷(あしかせ)となり、最終的には国民にとっても大きな損失となるだろう。

2013年7月20日土曜日
麻生財務相が消費税増税について来年4月から予定通りに進める方針、と朝日新聞が書いている様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/07/4.html

現在、安倍政権内部では、来年度(2014年4月)から予定されている消費税増税について予定通り実行するかどうかで微妙な駆け引きが続いている様だが、政官の緊縮派の連中は、こういう失言を利用し、積極財政派の麻生を引き摺り下ろす(又は麻生を取り込む)ことを企むだろう。緊縮財政派で官僚ポチの谷垣は、麻生の自滅を手薬煉(てぐすね)引いて待っていると思うよ。(参考)

菊池雅志 @MasashiKikuchi (Tokyo, Japan)

たった今、麻生事務所に電話して確認した。一昨日の講演に同席した公設秘書によると、「憲法改正というテーマで、熱狂の中で決めてはいけない、冷静に議論をすすめましょうという意味です。その中でワイマール憲法が変わる過程に言及して、負の歴史から学ぶべきという趣旨の発言です」とのこと。

Wed Jul 31 05:37:37 +0000 2013

菊池雅志 @MasashiKikuchi (Tokyo, Japan)

@Casey_Matsuoka 講演があった国家基本問題研究所が詳細を公表するまで確定とは言えません。ただ現時点では「ナチスのように憲法をかえろ」と言ったと解釈できるような現場を見た記者からの報道はないと思います。（読売のように誤解を招く記事はありますが）

Wed Jul 31 04:30:26 +0000 2013

菊池雅志 @MasashiKikuchi (Tokyo, Japan)

「ナチスの手法で憲法を変えろ」なんて発言したら、一秒で大臣罷免、議員辞職ってレベルだ。共同電を切り貼りした可能性があるスポーツ紙や夕刊紙は置くとして、ミスリードした読売も酷いが、「朝日が沈黙してる」という時点で、変だと思うべき。事実なら朝日は一面トップで首狩りにくるはず。

Wed Jul 31 01:13:50 +0000 2013

2013年1月21日月曜日
麻生太郎副総理の終末期医療を巡る発言にマスゴミが揚げ足取り。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/01/blog-post_3474.html