ロシア、クリミア掌握へ 米、経済制裁の可能性にも言及
朝日新聞デジタル 3月3日(月)1時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140303-00000004-asahi-int
ウクライナ南部のクリミア半島で2日、ロシア軍とみられる武装部隊がウクライナ軍の関連施設の武装解除を進め、半島全域を掌握しつつある。これに対しウクライナ新政権は激しく反発。米英仏は、ロシアのソチで6月に開催予定の主要国首脳会議(G8サミット)に向けた準備会合を当面ボイコットする方針だ。米国は、資産凍結などロシアに対する経済制裁の可能性もあると警告した。
矢張り今回もシリアの時と同様にオバマは口先だけの介入で終わりそうな悪寒である。ロシアのプーチン大統領もそれを見越しての行動を採ったまでだろう。
参考:
2014年2月23日日曜日
ウクライナ:ヤヌコビッチの没落とティモシェンコの復活。
ウクライナ情勢 NATO介入は「実効不能」 米指導力の低下、顕著に
産経新聞 3月2日(日)21時11分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140302-00000560-san-n_ame
【ワシントン=青木伸行】北大西洋条約機構(NATO)は2日、ロシアがウクライナ南部クリミア半島への軍事介入を決めたのを受け、加盟28カ国の大使級による緊急理事会とウクライナ代表との会合を開き、対応を協議する。だがNATOによる軍事介入は、西欧諸国を主導する米国とロシアとの直接衝突につながりかねず、実行に移すのは極めて困難だ。
当然のことながら、米軍が動かなければ、実質米軍であるNATOも動かないだろう。そして、ドイツもロシアの行動には干渉したくないだろう。
ウクライナ問題でドイツがロシア寄りにならざるを得ないのは、「ノルド・ストリーム」(北ルート)の存在が大きいと見ている。
— スロウ忍 (@surouninja) 2014, 2月 27
ウクライナ海軍トップ寝返る=ロシア側に忠誠誓う
時事通信 3月3日(月)2時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140303-00000007-jij-int
【モスクワ時事】ロシア・メディアによると、ウクライナ海軍のベレゾフスキー総司令官が2日寝返り、親ロシア派のクリミア自治共和国に忠誠を誓った。総司令官は1日に新政権のトゥルチノフ大統領代行から任命されたばかりだった。
周辺国の政界のみならず、重要な軍でさえも、親ロシアへ傾倒を強めている。これも当然の流れと謂えよう。(参考:グルジア大統領選2013:親米から親露へと傾く。 2013年10月28日月曜日)
穿った見方をすれば、ウクライナは米露に嵌められた可能性も高い。つまり、ウクライナをロシアに渡す(または一部割譲する)という、米露の裏取引を実行に移すために、“着火剤”として利用されているのではないかということである。
新冷戦 - Wikipedia
バラク・オバマアメリカ大統領は「ロシアとの関係をゼロから構築しなおす」と宣言した。2009年9月17日には、アメリカが米露関係の最大の懸案であった東欧ミサイル防衛構想の中止を決定、ロシアはこれを歓迎し、対抗ミサイルの配備中止を決定した。これにより、「新冷戦」とも形容された米露関係は改善された。 しかし、ロシアが昨今の世界同時不況などでアメリカに対して批判的なスタンスを取っていることに変わりはなく、また、一部の反米国の首脳が反米国同士の連帯を呼びかける動きも見られる。
東欧ミサイル防衛構想 - Wikipedia
2009年1月20日、「敵との対話」「国際協調」を掲げるバラク・オバマがアメリカ大統領に就任。ロシア側はミサイル防衛計画の撤回を期待した。しかし、オバマは「イランの脅威がなくなれば、ミサイル防衛を推進する必要はなくなる」と述べていたため、当初防衛計画の撤回は見送られるものと思われていたが、2009年9月17日、オバマはイランの短・中距離ミサイルの脅威の方が高いとして防衛計画の見直しを決定。ロシアはこれを歓迎する声明を発表した。
米国のイランとの和解ムードの醸成は、オバマが東欧ミサイル防衛構想を見直すことを正当化するための材料だったと見て間違いあるまい。勿論、それは“ロシアのために”である。
参考:
2013年12月5日木曜日
MDシステム:イラン核問題の解決がEUを追い込む。
だが、残念ながら、このような似非平和主義は世界情勢を更に不安定化させて死者数を増やすだけである。
どうもオバマ“親共”政権は、革命的祖国敗北主義を実践しているように思えてならない。ロシアは旧ソ連のような純粋な共産主義国家では無いものの、残党の影響力が今尚残っていることは間違いあるまい。若しもオバマがロシア(旧ソ連共産党)のスパイだとすれば、彼は余りにも優秀なスパイであると言わざるをえまい。おそらくスノーデンも同じ穴の狢だろう。
関連:
2014年2月1日土曜日
ロシア:ソチ冬季五輪の地政学的意味。
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