2014年3月10日月曜日

新START:対露制裁で自滅するオバマ政権。

https://surouninja.blogspot.com/2014/03/sanctions-against-russia-might-ruin-the-new-start.html
ウクライナ情勢をうけた欧米諸国による対露制裁への対抗措置として、ロシアは、新START(新戦略兵器削減)に基づく相互査察を中止する可能性があるとのことである。

ロシア、米との核軍縮条約に基づく査察を中止する可能性=ロシア通信
2014年 03月 10日 11:41 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2901V20140310

[モスクワ 8日 ロイター] -ロシア政府は、ウクライナ問題をめぐり欧米諸国がロシアへの制裁を決めたことへの対抗措置として、米政府と2010年に合意した新戦略兵器削減条約(新START)に基づく相互査察を中止する可能性がある。

ロシアの今回の示唆は、戦略兵器削減を推進する米民主党政権に打撃を与えるかも知れない。

しかも、このタイミングは米国にとっては二重に不都合であろう。というのも、今月22日(2014年3月22日)から2日間、「核セキュリティ・サミット」がオランダで開催される予定となっているからである。そこでは、米国が過去に日本に譲渡した研究用の兵器級プルトニウムの返還に関する合意もまとめられる予定となっている。

日本 米国に高濃度プルトニウム返還へ

26.02.2014, 11:15
http://japanese.ruvr.ru/2014_02_26/129182992/

日本と米国は、日本が保有する高濃度プルトニウム約300キロの(核兵器40~50発分程度に相当)の米国への返還について最終的な交渉に入った。

オランダで3月に開催される核安全保障サミットで、プルトニウム返還に関する合意をまとめる意向だという。

オランダ、核セキュリティ・サミット開催で交通規制

2014年 3月 4日
http://www.travelvoice.jp/20140304-17649

ミキ・ツーリストによると、オランダのデン・ハーグでは2014年3月22日~3月25日まで、交通規制が実施される。2014年3月24日と25日の核セキュリティ・サミット開催に伴うもの。

参考:
2014年1月27日月曜日
オバマ政権:日本に兵器級プルトニウム返還を要求。
オバマ主導によるダブルスタンダードな「核セキュリティ」には現実味が乏しく、恐らくこのまま空中分解すると見ている。そんな会合になんぞ日本はこれ以上深入りすべきではあるまい。

核セキュリティで最も重要な核大国の一つ、ロシアがオバマ主導の核軍縮活動に背くとなれば、同盟諸国はこの件についてオバマに付き合いきれなくなるだろう。当然、日本としても安全保障上、核武装オプションを捨てることに躊躇わざるを得ないわけである。

オバマケアで失態を晒し、過剰な環境規制で郊外経済を破壊し、中共に阿ることで同盟国との関係を蔑ろにし、挙句の果てに核軍縮の雲行きも怪しくなってきた、オバマ米民主党政権。今年11月(2014年11月)の米中間選挙は、米民主党にとって厳しい結果となりそうな悪寒しかしないわけである。

参考:
2014年3月5日水曜日
米アップル:株主よりもオバマの利益。
2014年2月22日土曜日
米カリフォルニア州分割が米民主党の牙城を崩す。


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