インドネシアなど3カ国と通貨融通、財務相「日本の国益に資する」
ロイター 2013年 12月 13日 12:26 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE9BC02820131213
[東京 13日 ロイター] -麻生太郎財務相は13日、今年5月のASEAN5カ国との金融協力に基づきインドネシア、フィリピン、シンガポールと通貨スワップの拡充、再締結で合意したと表明した。
今回、合意、再締結したのはインドネシア、フィリピン、シンガポールの3カ国。インドネシアとはこれまで、同国通貨を米ドルに交換する場合の上限は120億ドルだったが、2倍にあたる227.6億ドルに引き上げた。
タイやマレーシアとも今後、協議を進め、通貨スワップ協定の早期締結を目指す。
フィリピンやシンガポールはさることながら、先進諸国への資金還流の動きに怯えるインドネシアにとっては特に重要な合意となることは云うまでもあるまい。
また、今後はタイやマレーシアとも協議を進めるとのことだが、両国との通貨スワップ協定の締結は恐らく、両国が中国への接近を止めることが条件となると思われる。
参考1:
タイ:反政府デモの背後。2013年12月9日月曜日
参考2:
反米国家を炙り出す米国デフォルト危機。2013年10月6日日曜日
一方、あからさまに中国に擦り寄り、反日政策を加速させている朴槿恵政権の韓国は、日本との通貨スワップ協定を縮小させている。韓国はその代替として、中国との通貨スワップ協定を延長、拡大させているようだが、万が一第二次アジア通貨危機が発生した場合に中国が何処まで韓国を助けることができるかは怪しい。(参考:日本が期限到来の日韓通貨スワップの一部延長を見送る一方で、韓国中銀は中韓通貨スワップ協定を3年延長、規模拡大も。2013年6月28日金曜日)
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