国連 財政事情反映し前期下回る予算採択
12月28日 11時28分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131228/t10014185161000.html
国連総会は国連の今後2年間の通常予算について、各国の厳しい財政事情を反映し、ポストを16年ぶりに減らすなどして前期の予算を下回るおよそ5800億円とする決議を全会一致で採択しました。
予算の交渉では、国連に多くの資金を拠出しているアメリカや日本などが厳しい財政事情を踏まえ予算の圧縮を求めたのに対し、中国や発展途上国側が抵抗し、協議は難航しました。
国連日本代表部の山崎純大使は、「国連の人件費が削減されるのは画期的だ。国連がその時々のニーズに応じた予算をつけ、必要のなくなったものはなくすという方針が認められたものだ」と評価しました。
2011~13年国連通常予算分担率・分担金
外務省 平成25年1月
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jp_un/yosan.html
注:現行分担率は,2012年12月,第67回国連総会により決定したもので,2015年12月末まで3年間変更することはない。
2013年の国連通常予算分担金を見ると、前年(2012年)よりも分担率を大きく増加させた主要国は、「中国」と「ロシア」、そして「ブラジル」である。残りの主要国は逆に、日本も含め、分担率を大きく減らしている。最大拠出国である米国の分担率は横這いだが、伝統的に分担金を滞納しているようである。
オバマ以前の米国は国連分担金の滞納していたけど、分担金の滞納が2年分を越えると国連総会における投票権を喪失するので、2年分を越えないように滞納し続けていたんだよなぁ。
— 中村 実 (@nminoru_jp) 2012, 6月 30
このような先進諸国の分担率や米国の納付姿勢からも分かる通り、すでに国連は先進諸国にシラケられつつあるということである。まぁ、昨今の中国とロシアの“拒否権濫用”を見ていれば、先進諸国がシラケるのも無理もあるまい。(参考:国連:安保理改革か、崩壊か。2013年12月13日金曜日)
ぶっちゃけ、国益を第一に考えれば、日本も分担金を巧く滞納して、貴重な血税を少しでも有効活用すべきであろう。今の国連にどれだけカネを出しても、日本にはメリットが殆ど無いのだから、せめてそれぐらいの抵抗は見せても良かろう。国連安保理改革が進み、一部の常任理事国の“政治の具”化が改められるまでは、日本は国連に積極的にカネを出すべきではあるまい。
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