国連安保理改革 政府間交渉始まる
NHK 12月13日 8時27分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131213/t10013799841000.html
国連の安全保障理事会の改革を巡る各国の政府間の交渉が始まり、改革の在り方について国連総会の議長がまとめた書面が示され、20年前から進展を見ていない交渉が前進するのか注目されます。
これに対して、常任理事国の中国などからは交渉に期限を設けるべきでないといった意見が上がったほか、そのほかの国からも全会一致の合意が得られない改革は認められないといった慎重論が上がりました。
シリア問題などで特定の常任理事国(中国とロシア)による拒否権濫用が目立ち、国連という枠組みは、今やとても民主的とは言えない、単なる特定国の交渉カードと成り下がってしまっている。これでは各国が国連に愛想を尽かすのも当然であろう。
この状態が続けば、国連が近い将来、自然消滅するだろう。世界はもう“戦後”ではないのである。
今回の交渉でも相変わらず進展が見られなければ、同盟諸国は、日米欧を中心とした、国連とは別の新たな枠組みを構築することも考慮すべきであろう。その方が日本の国益に適うことは謂うまでもあるまい。
抑(そもそも)、「国際連合憲章第7章に基づく、安保理が指揮する国連軍が組織されたことはこれまで一度もない」(参考:国連軍 - Wikipedia)ことからも分かる通り、武力を持たない国連など、タダの理想主義的妄想組織に過ぎない。残念ながら、それは組織としては余りにも脆い。
国連のような理想主義的組織は、一部(特定国)の傲慢によって自壊する。それは正に、マルクスの描いた共産主義と同様の結末である。
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