次世代大型機「777X」の生産、日本でも可能性-ボーイング・ジャパン社長
掲載日 2013年12月06日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420131206beac.html#he20131206
ボーイング・ジャパン(東京都千代田区、ジョージ・マフェオ社長、03・5223・1234)のマフェオ社長は5日都内で会見し、次世代大型機「777X」の日本での生産の可能性について、「日本で生産を分担することも可能性のあるシナリオだ。複数のシナリオから2014年1―3月期までに決める」と述べた。米国本社が現在、複数の生産計画を評価中であるとした。
日本で主翼を生産する可能性を問われ、「本来は現時点で答えを出さないといけないが、社内で検討中だ。日本で一部を製造する可能性はある」と答えた。
アングル:ボーイング、JAL失注で製造の米国回帰加速も
ロイター 2013年 10月 14日 18:06 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99D02D20131014
[ニューヨーク/東京 11日 ロイター] - 日本航空(JAL)(9201.T: 株価, ニュース, レポート)のエアバス機購入決定は、ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)にとって当然痛手だが、米国の製造業に恩恵をもたらす可能性も秘めている。現在日本企業が担っている機体製造業務の米国回帰が期待できるからだ。
ボーイング、777X生産を創業の地から移す公算も-労組と対立
更新日時: 2013/11/15 11:24 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MW8NL86JTSEG01.html
11月14日(ブルームバーグ):米航空機メーカーのボーイング は、年金基金への資金拠出凍結につながる労働協約延長案を労組が拒否したことを受け、次世代大型機「777X」の生産をワシントン州シアトル一帯から他地域に移す可能性を示している。同社はほぼ1世紀にわたってシアトルを商用機の生産拠点としてきた。
米ボーイングが生産計画の決定をギリギリまで引き延ばしている理由は、米政府がこの案件をTPP交渉のカードとして温存しているからではないかと思われる。莫大なカネが動く次世代大型機の生産は、日本に対するTPP交渉の“飴”としてはお誂え向きである。
同社の社長が、この件について、「複数のシナリオから2014年1―3月期までに決める」としているが、これもおそらくは、TPP交渉が年内に妥結されるという予測から出された期限ではないかと思われる。
日本政府としても、明日(2013年12月7日)からシンガポールで行われるTPP交渉では、米国の日本車輸入規制と関税の撤廃と合わせて、この“飴”も必ず引き出しておくべきである。
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