敵だらけ韓国隊「ありがとう」…陸自小銃弾提供
2013年12月25日09時54分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20131224-OYT1T01234.htm
小野寺防衛相は24日、紛争が拡大している南スーダンで活動する陸上自衛隊を指揮する井川賢一1佐とテレビ電話で会談した。
井川1佐などによると、日本時間の22日未明、ジョングレイ州のボルで活動する韓国隊の隊長から、「ボルの活動拠点内には1万5000人の避難民がいる。敵については北から増援も確認。1万発の小銃弾を貸してほしい」と電話で要請があった。日本側が小銃弾を引き渡したところ、23日夜、韓国隊から「ボルの宿営地と避難民を守るために使う。本当にありがとうございました」と連絡があったという。
そして、スーダンの背後には中国の支援が在ることは想像に難しくない。
一見すると、南スーダン情勢の緊張化は最大輸入国である中国にとってメリットが無いように見えるが、実は、反政府軍に南スーダンの油田を強奪させて親中国スーダンへの輸送を再開すれば、中国が最も理想としている原油輸送の形となるわけである。
この前段階的な犯行として、南スーダン最大の石油会社の中国国営ペトロダールは2012年2月、南スーダンが2012年1月に決定した油田生産停止に従わずにスーダンへ石油を流通させており、これにより同社は南スーダン政府の逆鱗に触れている。(参考;資源戦争突入が確実なスーダンとその元凶中国 - 北の国から猫と二人で想う事 2012年04月20日)
中国にとって、現在の南スーダン政府が非常に煙たい存在であることは間違いあるまい。中国としては、スーダンへの原油流通の脅威となる現在の南スーダン政府を早々に転覆させ、南スーダンに親スーダン政権を樹立させたいところであろう。
ここで国際社会が南スーダンに介入しなければ、同国がスーダンと中国の草刈り場にされてしまうことは容易に想像が付くわけである。
ペトロダール:スーダンの南スーダン産原油流用に加担していない
WSJ 2012年 2月 20日 19:56 JST
http://jp.wsj.com/layout/set/article/content/view/full/395838
【ロンドン】スーダンの石油パイプライン運営会社ペトロダール・オペレーティングは19日、スーダンが南スーダン産原油を自国の製油所に回すのに同社は加担していないと釈明した。ただ、輸出用としてスーダン政府に南スーダン産原油を3隻の船に積み込むよう命じられたことを明らかにした。
ペトロダールには、中国国有の中国石油天然気集団(CNPC)、マレーシア国営石油会社ペトロナス、中国石油化工集団(シノペック・グループ)、政府系のスーダン・ペトロリアム、トリオーシャン・エナジーが出資している。
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