2013年6月16日日曜日

イラン大統領選で米英寄りの穏健保守、ハッサン・ロハニが圧勝。

https://surouninja.blogspot.com/2013/06/blog-post_16.html?m=0
昨日(2013年6月15日)行われたイラン大統領選で、保守穏健派のハッサン・ロハニ元最高安全保障委員会事務局長が圧勝したとのことである。



朝日新聞デジタル 6月16日(日)0時56分配信
保守穏健派ロハニ師が当選 イラン大統領選
【テヘラン=北川学】イラン大統領選は15日夜、保守穏健派のロハニ元最高安全保障委員会事務局長(64)が他の候補を大きく引き離し、当選を決めた。ロハニ師は「民生用」の核開発推進の立場を堅持しているが、欧米との関係改善を目指すとしており、制裁で経済が疲弊する中、改革派などの支持を広範に集めた。

イラン大統領選、穏健派候補支持を表明 ラフサンジャニ元大統領 - MSN産経
14日投票のイラン大統領選で、保守穏健派の重鎮ラフサンジャニ元大統領は11日、同派候補のロウハニ最高安全保障委員会元事務局長を支持することを正式に明らかにした。

ハーシェミー・ラフサンジャーニー - Wikipedia
外政では西側との関係改善のため、アメリカ合衆国との関係正常化が不可欠と考え、対米融和路線を取った。また、女性の権利拡大も推進、革命初期には禁止されていた音楽や映画の自由も拡大した。しかしながら、対米融和路線や社会的自由化は、当然保守派の反感を招き、また経済状態も期待されたほど改善しなかったことから、一般国民の不満も増大した。


ラフサンジャニ元大統領が支持していた同氏は、同元大統領と同様に欧米寄りの人物であると考えられる。同氏は“民生用”核開発推進の立場を堅持しているものの、欧米との関係改善を目指している。

此の選挙結果により、欧米は今後、イランに対する強硬姿勢を緩める可能性が高い。イランの核開発も“民生用”として認める方向へと舵を切るんじゃないかな。

2013.04.07 Sun posted at 09:56 JST
イラン核協議、物別れに終わる 次回会合は未定 - CNN

先々月(2013年4月)カザフスタンのアルマトイで行われたイラン核協議(イランと国連常任理事国+ドイツの7カ国)は物別れに終わったわけだが、今後はイラン・欧米両陣営の歩み寄りで協議が進展すると俺は予想している。例えば、米英の代理として日本がイランの原発開発に関与するとかも考えられそうだね。

さて、イランに米英寄り政権が誕生するとなると、此れ迄にイランに関与してきたロシアは、シリア問題でも更なる譲歩を要求されることになりそうである。




イランは今後ヒズボラへの制裁を開始するかも知れないね。


2013年6月4日火曜日
トルコでエルドアン政権の退陣を求める大規模な反政府デモが発生している様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html

さてイランに穏健派政権が誕生すれば、次はイスラム色を強め過ぎたトルコに注目が集まる。此処でトルコのエルドアン政権がハンドリングを誤れば、シリアの炎がトルコに飛び火する可能性が高い。

まぁ今後の世界情勢の筋書きは明日(2013年6月17日)から開催されるG8首脳会談で確定するのだろうね。


2013年6月14日金曜日
「シリア政府軍が化学兵器を使用した」と結論付けた米政府がシリア反政府勢力に新たな軍事支援を行う方針とのことである。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/blog-post_14.html

2013年6月13日木曜日
米政府がネット関連企業から秘密裏に個人情報を取得していた問題について来週(2013年6月17日)のG8で非公式に話し合われる様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/2013617g8.html

2013年5月20日月曜日
ヒズボラの支援を受けたシリア政府軍が反体制派の拠点「クサイル」に一大攻勢。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/05/blog-post_20.html

2013年5月13日月曜日
安倍首相が東欧(V4)でも原発セールスを予定。ロシアに対する“飴と鞭”で狙う、中東のパワーバランス均衡化。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/05/v4.html

2013年5月9日木曜日
米露が連携強化を確認。シリア問題も大きく前進しそうな気配。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/05/blog-post_9.html

2013年4月24日水曜日
ケリー米国務長官がラブロフ露外相と会談し、昨年(2012年6月)のジュネーブにおける“シリア和平案”実現に向けた取り組みの再開を合意。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/20126.html

2013年4月17日水曜日
イランとパキスタンの国境付近で再び大規模な地震が発生。M7.8と過去40年で最高。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/m7840.html

2013年4月10日水曜日
ブシェール原発のあるイランのブシェール近郊での地震(M6.3)で死者少なくとも37人。イランとイスラエルとキッシンジャー。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/m6337.html

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