Mozillaが2012年財務報告書を発表、検索エンジンでのGoogle依存が続く - マイナビニュース 2013年11月22日(金)12時16分配信
Mozilla Foundationは11月21日、2012年の財務報告書を発表した。売上高は前年の90%増で成長したが、「Firefox」が提供する検索ボックスに検索エンジンが支払うロイヤリティのうちGoogleが占める比率が9割に達しているとの指摘があり、Google依存がさらに鮮明になった。
2012年の売上高は3億1100万ドル、これは前年の1億6347万ドルから90%の増加となった。このうち、検索エンジンプロバイダーからのロイヤリティは前年から9割近く増加して3億453万ドル、売上げの98%に相当するレベルとなった。
次世代OS戦争において、Mozillaは「Firefox OS」を投入し、Googleの「Chrome OS」に対抗しているわけだが、この財務状況から予想されることは、“Mozillaには最早勝ち目は無い”ということである。
それらOSの鍵となる“HTML5”は仕様が未だ完全に固まっているとは言えないが、現在策定された仕様の実装状況で見ても、「Firefox」は完全に出遅れており、圧倒的に「Chrome」側に軍配が上がる。このことは、今後HTML5仕様の標準化をGoogleが主導する可能性が高いことを意味する。Firefoxは今後、Chromeで蓄積されたノウハウをGoogleから供与してもらう立場になるのかも知れない。
つまり、Mozillaは一応表向きには独立していることになっているが、実情は完全にGoogleの傀儡状態だということである。
どうやらこれは、今の世界秩序とも見事に連動してそうな感じである。(参考:次世代OS世界大戦。)
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