英国教会とカトリックは対立が続いているが、今回の会談では論争の的となる議題は外され、「非常にくだけた」雰囲気だったとのことである。
英女王とローマ法王が会談 和解進展、団結強化へ
2014/4/ 4 01:00
http://www.at-s.com/news/detail/994113092.html
【ローマ共同】英国のエリザベス女王(87)は3日、バチカンを訪問し、ローマ法王フランシスコと昨年3月の法王就任後初めて会談した。かつてカトリックと英国国教会は対立し、最近も関係がぎくしゃくしていたが、対話により和解を進展させ、宗派間の団結を強める狙いがありそうだ。
フランシスコ法王
舞台裏では多くのことが準備中
swissinfo.ch 2013-06-19 11:00
http://www.swissinfo.ch/jpn/detail/content.html?cid=36197128
フリブールの国際カトリック通信社(APIC)のモーリス・パージュ氏は強調する。「法王は赤い靴をやめ、自ら病院に出向いて枢機卿を見舞い、バチカン内にある専用アパートには住まず、防弾ガラスで守られた法王専用車も使わない・・・より知的で内気で控え目だったベネディクト16世に比べると、これは実にスタイルの変化なのだ」
「法王が革新的かそれとも保守的かはまだわからない。確かに人々は法王に対し好意的なイメージを持っている。しかし、そのイメージの裏で考えていることは、はっきりとはわからない」と、ロンシャン司祭は言う。
「法王が左派の人間ではないことを知るべきだ。彼のイメージと思想的立場の間には、はっきりとしないものある。優しいというイメージは間違っている。優しさだけで10億人のカトリック信者を牧することはできない。時には鉄拳も必要なのだ」と、ロンシャン司祭は述べる。
フランシスコ法王は、すでにいくつかの点については前任者の方針に従っていることを示した。教会は人工妊娠中絶に断固反対すると再表明し、過激なフェミニストでリベラルな道徳観念をもつと判断されるアメリカの聖職者の取り締まりを承認した。
「ベネディクト16世は悲観的な世界観を持っていたが、フランシスコ法王は楽観的だ。その態度はヨハネ・パウロ2世の即位のころを思い出させる」と、パージュ氏は続ける。
おそらくフランシスコ法王(バチカン勢力)は今後、米英勢力との共闘路線を徐々に強化していくのではないかと思われる。
もし今年11月の米中間選挙で米共和党が上下両院を制し、米政権が“反共寄り”に傾けば、バチカンもその色を鮮明にすることが予想される。
このようなバチカンの“両建て姿勢”は、CSISのそれと同じであると考えられる。キッシンジャー氏がフェードアウトし、アーミテージ氏が発言力を強める日もそう遠くはないのかも知れない。
参考:
2014年1月15日水曜日
横須賀とイエズス会とCSIS。
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