コスタリカの将来に暗雲。

コスタリカで6日(2014年4月6日)に予定されている大統領選の決選投票で、与党「国民解放党」(PLN)の候補者、ジャニー・アラヤ氏が事実上の棄権を宣言し、野党「市民行動党」(PAC)のルイス・ソリス氏の勝利がほぼ確実となったようである。

大統領選候補者が棄権　中米コスタリカ

2014.3.6 13:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140306/amr14030614000004-n1.htm

　中米コスタリカからの報道によると、４月６日に大統領選の決選投票が予定されている同国で、候補者の与党、国民解放党（ＰＬＮ）のジョニー・アラヤ氏が５日、選挙運動を停止すると発表した。事実上の棄権にあたり、対抗馬の市民行動党（ＰＡＣ）のルイス・ソリス氏の勝利がほぼ確実となった。

コスタリカは“中米の優等生”とも云われるように、積極的に自由主義政策を進めて発展してきた国家である。

国民解放党 - Wikipedia

2006年にアリアスが再び大統領となったが、このころには党の政策としては自由貿易協定の締結など経済面を中心に自由主義の色（第三の道）を強めていた。2010年2月、ラウラ・チンチージャが国民解放党から大統領に当選した。このとき彼女の保守的な姿勢もあり、日本の多くのメディアでは中道右派政党として報じられた（それまでは主に中道左派政党と考えられてきた）。

だが、ここに来てコスタリカの先行きに暗雲が立ち込め始めたようである。

Citizens' Action Party (PAC) - Wikipedia

International Relations

Unlike other Costa Rican parties, PAC is not affiliated with an international organization. Nevertheless, it maintains informal relations with other progressive parties. Ottón Solís has independently met with Ricardo Lagos of the Socialist Party of Chile during a visit to Costa Rica, Cristina Fernández, and members of the Democratic Party of the United States.

コスタリカ - Wikipedia

国際関係

政治外交の基本方針はアメリカ合衆国との協調、及び反共主義である。

反共主義の観点から中華人民共和国やキューバと国交を持っていなかったが、2007年6月に中国と国交樹立すると同時に台湾と断交した。これに関連して、アリアス大統領は地元ラジオで「1990年代以来、台湾の発展途上国に対する資金援助額が少ない状況が続いたので、中国との国交を開いた」と明言している[* 1]。その後、中国がコスタリカの国債3億米ドル分を購入する覚書が交わされていたことが判明した。

与党候補者の突然の棄権に一体何があったのかは不明だが、海外の共産主義勢力が背後から関与しているであろうことだけは容易に想像がつくわけである。

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