これにより、パレスチナとイスラエルとの関係が更に悪化することは必至である。
中東和平交渉が危機に、パレスチナが国際機関などに加盟申請へ
2014年 04月 2日 10:26 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA3101H20140402
[ラマラ(ヨルダン川西岸) 1日 ロイター] -パレスチナ自治政府のアッバス議長は1日、15の国際機関などの加盟申請書に署名した。これにより、米国が仲介するイスラエルとパレスチナの中東和平交渉は危機的な状況となった。
アッバス議長が署名した機関などの詳細は明らかにされていないが、パレスチナ高官はロイターに、戦争捕虜の扱いなどについて定めたジュネーブ条約が含まれていると話した。
パレスチナがジュネーブ条約に加盟すれば、イスラエルの主要閣僚や軍人が戦争犯罪人として裁かれる可能性も出てくるわけで、イスラエルの現政権にとっては死活問題となりかねない。
おそらくパレスチナ側は、今の過去最悪の米以関係を“好機”と見て仕掛けてきたのだろう。
以前から述べている通り、オバマ政権は同盟国との関係を軽視する傾向にあるが、同盟国であるイスラエルもまた、オバマ政権にいつ見放されても不思議ではない状況と謂えよう。米以関係の破局は、日米同盟が壊れる可能性よりも高いと考えられる。なぜならイスラエルは、パレスチナというグローバリスト勢力側と対立しながらも、一方では、中共に武器を売却するなど、米英勢力に対しても喧嘩を売っているからである。イスラエルは、いうなれば、全方位敵対外交を行っているのである。
このような状況で同盟諸国がイスラエルを擁護するのは非常に困難であろう。イスラエルは下手をすればこのまま消滅してしまうかも知れない。
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