GM、150万台追加リコール、計650万台に 「心からおわび」CEOが公聴会で陳謝へ
2014.4.1 10:33
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140401/biz14040110350027-n1.htm
【ワシントン=柿内公輔】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は3月31日、北米を中心に約150万8400台を新たにリコール(回収・無償修理)すると発表した。GMが2月から発表したリコールは延べ約650万台に達した。米下院はこの問題で公聴会を4月1日に開く予定で、GMのバーラ最高経営責任者(CEO)は事前に公表された証言テキストで改めて陳謝したが、批判が増す恐れもある。
米GM社は、オバマ米民主党政権が野党・共和党の反対を押し切って膨大な血税を投入し、無理やり延命した、いわゆる“ゾンビ企業”である。その背後には、米民主党の強力な支持基盤である労働組合の存在が在ったことは言うまでもない。
TPP交渉においても、米自動車業界(というか労組)を慮るオバマ米民主党政権が、自らの主張する品目の関税撤廃を日本に要求する一方で、日本車の自動車関税の撤廃は保留するという、不公平なやり方で交渉を停滞させている。日本車の関税が撤廃されなければ、日本が他の品目でも譲歩できないのを承知の上でやっていることは容易に想像がつくわけである。
参考:
2014年2月24日月曜日
米民主党:TPP交渉における最大の障害。
まぁ日本叩き(日本車叩き)は“親中・反日”の米民主党のお家芸いみたいなものだが、今回トヨタに過去最高額となる制裁金を課しておきながら、一方のGMにはお咎め無しとなれば、流石に国内外の批判は避けられないところであろう。それにより、GMを "Government Moters" と揶揄してきた、米共和党のオバマ批判も勢いを増すだろう。
かと言って、ここで再びGMを破綻させてしまうようなことになれば、血税を投入させられた米国民の堪忍袋の緒も切れるというものである。
どうやらこの問題はオバマ政権の致命傷となりそうな雰囲気である。今年11月の米中間選挙で米民主党が敗北する要因がまたひとつ増えてしまったようである。
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