2015年1月26日月曜日

ギリシャはEUの腐ったミカン。

https://surouninja.blogspot.com/2015/01/EU-should-remove-Greece-in-the-long-run.html?m=0
25日(2015年1月25日)投開票のギリシャ総選挙では、反緊縮を掲げる野党の急進左派連合(SYRIZA)の圧倒的勝利が確実な情勢となっているようである。

www.bloomberg.co.jp/news/123-NIR22O6K50XW01.html
ギリシャ総選挙:緊縮反対の急進左派連合の圧倒的勝利確実
更新日時: 2015/01/26 05:45 JST

  (ブルームバーグ):25日投開票のギリシャ総選挙はツィプラス党首率いる野党・急進左派連合(SYRIZA)の圧倒的勝利が確実な情勢だ。ギリシャ支援と引き換えに課された緊縮策への国民の反発がSYRIZAの追い風となり、サマラス首相の与党・新民主主義党(ND)を大きく引き離して第1党の座を確保する見通しとなった。

ご存知の通り、SYRIZAは極左政党であり、親テロリスト政党と言っても過言ではない。

急進左派連合(SYRIZA) - Wikipedia
2004年の議会選挙の前に、SYRIZAの最大勢力「左翼運動・エコロジー連合」(シナスピスモス)を中心に、左派グループの左翼連合(民主社会主義者、毛沢東主義やトロツキストを含む緑の左翼、ユーロコミュニズム等の30の組織と無所属の政治家の広範な布陣)として結成された。
年金と社会保障制度の新自由主義の改革に対抗する
新テロリスト法への反対
2001年ジェノバのG8サミットにおける国際的なデモンストレーションへのギリシャ参加の準備

このような政党が政権与党となれば、もはやギリシャは死んだも同然だろう。残念ながら、遂にギリシャは国家生命の最期を迎えつつあるようである。

公務員や生活保護受給者、年金受給者、そして労働組合関係者ばかりが偏向的に尊重にされる国は、近い将来必ず国民総倒れになる。ギリシャはそのような国の代表である。無論、日本も決して他人ごとではない。万が一アベノミクスの構造改革に失敗すれば、日本もいずれは似たような状況に陥るだろう。

SYRIZAは当初EU離脱も仄めかしていたようだが、仮にギリシャのEU離脱が現実になれば、EUと通貨ユーロにとってもダメージは甚大となるだろう。

とはいえ、現状のギリシャをEUに留まらせれば、其れは其れで他のEU加盟国までをも死に追いやることになろう。

長期的に見た場合、EUにとって将来を見据えた最も合理的な選択は、ギリシャをEUから離脱させてしまうこと以外に無いだろう。

勿論、ギリシャ離脱が現実となれば、EUは一時的に強烈な苦痛を味わうことになるだろう。だが、EU全体としての将来を考えれば、そうする他に根本的な解決方法はないだろう。

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ギリシャやキプロスなどの問題国は、ECBによる量的緩和による救済を宛てにしていたものと思われるが、今後はそれらの問題国は、EUから見捨てられることになると予想している。

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