2013年4月20日土曜日

米ワシントンで開催されたG20でも日本のアベノミクス量的緩和容認。日本潰しの“債務削減目標”にも具体的数値を設けず。

https://surouninja.blogspot.com/2013/04/g20.html?m=0
18日(2013年4月18日)から二日間、米ワシントンで開催されたG20では、アベノミクスに伴う日本の大胆な量的緩和が改めて容認された様である。

ただ米国やEUが円安を容認する立場を取る一方で、中国や韓国、ブラジル、オーストラリアは日本の量的緩和を大なり小なり批判しており、日本のバブル経済を支援する“欧米”と通貨安で自国の優位性を維持したい“新興国”の対立が鮮明となった様である。



朝鮮日報日本語版 4月20日(土)9時2分配信
(朝鮮日報日本語版) G20会合、日本の円安政策に「免罪符」
 18、19の両日、米国ワシントンで開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、日本の円安政策を黙認する先進国とそれを批判する新興国が対立した。韓国、中国、ブラジル、オーストラリアは日本が円相場を人為的に切り下げるアベノミクスを集中的に批判したが、米国や欧州連合(EU)など先進国は円安を容認する立場を取った。
 しかし、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)は「日本の長期不況を考えると、攻撃的な円安政策を容認可能だ」と述べるなど、先進国はアベノミクスに理解を示している。
 G20に出席した麻生太郎財務相は18日「日本の金融緩和は通貨切り下げではなく、景気回復が目的だという点を説明し、反対意見は出なかった」と述べた。

時事通信 4月20日(土)5時57分配信
日銀緩和「脱デフレ目的」=日本に財政再建要求―「通貨安競争」回避・G20声明
日銀の新たな量的緩和について「デフレ脱却を意図したもの」と指摘し、円安誘導ではないとする日本の主張に理解を示した。その一方で、日本に対し財政健全化を強く求めた。

2013.4.19 22:09
【G20】財政再建やり玉に 「通貨安競争」批判免れるも (2/2ページ) - SankeiBiz
今回の会合で注目されたのは、各国が抱える公的債務を、長期的にはGDP比で90%を下回る水準に削減するといった具体的数値が浮上したことだ。議長国であるロシアやドイツなどの欧州勢が中心となった提案で、財政再建が進まない日本と米国に厳しい目標を突きつけたとの見方もある。

 IMFの試算によると公的債務残高が今年末にGDP比で245%に膨らむ見込みの日本にとっては、GDP比90%は、極めて高いハードルだ。

此れにより、アベノミクスによる円安・資産バブル経済は今後も暫く継続されそうだが、上の様な時限爆弾(債務残高を対GDP比90%以下にする事)が何時炸裂しても不思議では無い状況である。

まぁアベノミクスに賛同している欧米も所詮は、日本のバブル膨張と崩壊の両方で儲けようと企んでいるってことだろう。

もうすぐ出荷される養豚場の豚が屠殺される前にハイファットな飼料を無理やり食わされてる様なもんだな(プ

俺が以前から何度も述べている通り、夏の参院選(2013年7月28日)で自公が勝利すれば、“財政再建”という旗印の下、消費税増税という名の時限爆弾のボタン押下が確実となるだろう。尚、消費税増税は現時点で来年度(2014年4月1日)実施を予定している。(参考)


2013年 04月 20日 09:04 JST
G20が債務削減の具体的目標設定見送り、金融緩和の副作用に「留意」 - ロイター
[19日 ロイター] 米ワシントンで開催されていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は19日、債務削減について具体的な目標(hard target)を設定する必要はないという認識で一致した。世界経済の回復に対する懸念から、財政健全化を重視する姿勢をやや修正した。
債務削減問題について、議長国ロシアのシルアノフ財務相は閉幕後の記者会見で、特定の数値よりも全般的な債務削減の方が重要だという考えで一致したことを明らかにし、「ソフトなパラメーターにして、各国特有の状況に応じて、修正・調整すべき戦略的な目標とすることで一致した」と述べた。

閉幕後に米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)で講演した麻生太郎財務相は、安倍政権のデフレ脱却・景気回復に向けた一連の政策「アベノミクス」によって円が下落したが、それはアベノミクスの副産物にすぎないと説明。「円安(cheap yen)がわれわれの目標という指摘は的外れ」と述べた。

御注進乙w

インドのチダムバラム財務相はピーターソン国際経済研究所で「彼らは極めて緩和的な金融政策をとっている。次々に転げ落ちていくように見える経済を救うために必要なことは何でもやっている」と指摘する一方で、日本については「日本の成長はインドにとって良いことだ。日本経済がスタグネーションなのは、インドにとって良くない。日本には成長してほしい」と述べた。
ブラジルのマンテガ財務相も、長きにわたるデフレを考えれば、日本の景気刺激措置は「理解できる」と述べた。ただ、G20は引き続き為替レートを注視しなければならない、とクギも刺した。

最終的には債務削減の具体的目標を設定しなかった様だが、まぁG20(というか欧米)としては、“今のところは”円安と資産バブルの形成に水を差す心算は無いってことだろうな。

其れよりも、日本の円安を容認することで、人民元安を誘導している中国へ圧力を掛けたいのだろう。“G20が日本経済を復活させて世界経済を牽引させようとしている”と考えるのは余りにも楽観というものである。

ぶっちゃけ人民元高誘導で中国バブルの崩壊を加速させるのが今の欧米のコンセンサスだろ(プ


mickey228

Reading:G20声明 日本の金融緩和を容認 NHKニュース http://t.co/vXTNNG9hFl→日本の債務残高の国際比較(対GDP比)=2012年で、214%で、年々増加の傾向にある。(米国の2倍の値) 本当に大丈夫なのか? #nhk24 #自民党 #財務省

2013年4月20日 9:47:48

JL747

RT @tukuhae: 韓国玄副首相、日本の量的緩和が韓国の輸出競争力を低下させる。G20で日本の金融政策に異論は出なかった。当たり前だ。日本の量的緩和策は他国より3年遅かっただけの話。韓国は為替操作国。日本を批判する資格無し。まだ為替もリーマン以前のレベルにも達していない。これからだ。

2013年4月20日 9:47:23

wind_takepon

NY円、下落 1ドル=99円50~60銭で終了、G20後に円売り加速 :為替概況 :為替・金融 :マーケット :日本経済新聞 http://t.co/utYirl6mfm

2013年4月20日 9:45:18



2013年4月15日月曜日
今週(2013年4月18日)からワシントンで行われるG20で、各国の債務の対GDP比率を90%以下にする案が協議されるとのことだが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/2013418g20gdp90.html
G20各国は、“アベノミクスに対する時限爆弾=消費税増税”を2014年から炸裂させることを望んでいるということだろう。

G20各国にとって“日本の金融緩和の是非”よりも重要なのは、、緩和実行・終了の“時期を前もって知ること”なのである。まぁ各国政府間のインサイダー取引みたいなもんだな(プ

2013年4月4日木曜日
黒田日銀総裁の就任後初となる金融政策決定会合で、金融政策の目標を“短期金融市場金利”から“マネタリーベース”に変更。長期国債やETFの保有額も2年で2倍に。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/04/etf22.html

2013年2月19日火曜日
麻生財務金融担当相が金融緩和手段としての「外債購入」否定。此処でも安倍首相と齟齬。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/02/blog-post_19.html

2013年2月18日月曜日
モスクワで開かれたG20で予想通り“円安”が容認された様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/02/g20.html
通貨安政策での景気回復の道筋がたった今、安倍政権が次に着手すべき喫緊の課題は、“雇用の回復”と“食料・エネルギー自給率の上昇”である。其れが実現するまでに消費税増税なんぞを実施しようものなら、“アベノミクス”の努力は一瞬にして水の泡と帰すだろうね。

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