首相 コートジボワールを訪問
1月11日 6時38分 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140111/k10014424831000.html
西アフリカのコートジボワールを訪問している安倍総理大臣は、ワタラ大統領と会談し、テロや紛争が続くサハラ砂漠南部のサヘル地域の難民などに対する人道支援に充てるため、日本がおよそ87億円を拠出することなどを盛り込んだ共同声明を発表しました。
フランスのオランド政権は、ここにきて初めて日仏2+2を行うなど、日本との関係を重視し、中国包囲網にも加わる姿勢をも見せている。(参考:中国包囲網に加わるフランス。2014年1月10日金曜日)
これは、最近アフリカ進出を加速させている中国が、旧フランス領の利権を奪いつつあることに対する、フランスの焦りの表れであると思われる。
「アフリカでフランス不在の状況をつくってはならない」と、中国の台頭に危機感露わ―仏財務相
配信日時:2012年12月3日 15時1分 レコードチャイナ
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=67054
2012年12月1日、ピエール・モスコビッシ仏財務相は、「フランス企業は中国の影響力に対抗し、アフリカ市場での競争に能動的に参加していかなければならない」と発言した。シンガポール・聯合早報の報道。
フランスは先日、コートジボワールより6億3000万ユーロにのぼる債務譲渡を決定し、同国の貧困削減に手を差し伸べている。
今回の安部首相のコートジボワール訪問が、パリでの日仏2+2の直後であることからも、この人道支援決定がフランスからの依頼の下で行われたことは想像に難しくない。
フランスとしては、アフリカにおける利権を守ることの他にも、アフリカでの紛争激化で難民が流入することを阻止するという狙いも在ると思われる。
ここでフランスに恩を売ることで、中国へのフランス製武器の提供を止めさせることができるのなら、日本としても外交戦略上、非常に意味のある“人道支援”となるだろう。
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