11月経常赤字は5928億円、単月で過去最大=財務省
ロイター 1月14日(火)10時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140114-00000048-reut-bus_all
[東京 14日 ロイター] -財務省が14日発表した国際収支状況速報によると、11月経常収支は単月として過去最大の5928億円の赤字となった。経常赤字は2カ月連続。赤字幅はロイターの事前調査の予測中央値(3804億円程度の赤字)を上回った。
冬場のエネルギー輸入増加で貿易赤字が膨らんだ上、所得収支も日本からの配当支払いにより伸び悩んだ。
経常赤字は、2012年11月から13年1月まで3カ月連続の赤字となった経緯がある。今回の2カ月連続はそれ以来。冬季に膨らむエネルギー輸入が貿易赤字を拡大させ、所得収支で補いきれない構図となっている。
総合エネルギー政策の検討必要、財務相が経常赤字で
2014年 01月 14日 12:11 JST ロイター
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0D01Z20140114
[東京 14日 ロイター] -麻生太郎財務相は14日、閣議後の会見で、11月の経常収支が単月として過去最大の5928億円の赤字となったことについて、液化天然ガスや原油輸入など、貿易赤字が最も大きな要因であるとし、総合的にエネルギー政策を考えなければ経常収支に及ぼす影響が大きい、と述べた。
<経常赤字、簡単に解消しない可能性>
経常赤字の背景について麻生財務相は「一番大きな理由は液化天然ガスや原油(の輸入)が急激に増えたことが貿易収支に影響した。これが解消されない限り、経常収支動向も黒字化が急激には認められない」と述べた。
そのうえで、「今後ともこの問題が簡単に治っていかない以上、石炭を使って安いエネルギーに変えていく(ことや)、原子力発電を使って石油・ガスの消費量が減る(など)、総合的にエネルギー政策を考えなければ今の経常収支に及ぼす影響は大きい」と見通した。
原発停止で原油や天然ガスの輸入量が増えている上に、それらの市場価格が原発事故後から1.5倍近く値上がりしていることが、日本の貿易赤字を増大させている最大の原因である。
勿論、貿易赤字自体は必ずしも悪いものではないが、今の日本の貿易赤字は燃料費増によるものなので“悪い経常赤字”と断言できよう。今の状況は、国民が好きな物を輸入して赤字を膨らませている状況ではなく、国民の我慢で絞り出された富がそのまま海外に流出してしまっている状況と謂えるだろう。
個人や地域で細々と電力を利用するための方法としては再生可能エネルギーも決して悪い選択肢ではないと今でも思うが、効率の悪さから考えると、それが産業向けには絶対になり得ないと考える。地熱発電ならかなり安定しているし、産業用としても何とかなるかも知れないが、それは念入りな地質調査などが必要なため、今直ぐに作れるものではない。一方、日本近海でのメタンハイドレート開発も将来的には可能かも知れないが、それも今直ぐに実現できるものではない。
そう考えると、やはり原発を早急に再稼働させることこそが日本経済にとっての最善策なのではないだろうか。
来月の東京都知事選では何故か“原発政策”が争点となっているようだが、東京都民なのに“脱原発”を主張している人というのは、理想主義を通り越して頭がイカれてしまっているとしか言いようが無い。
自らの手で畑を耕し野菜を育て、家畜を飼い、電気もソーラーパネルなんかで自家発電して生きているのなら、そういう主張をするのもアリだと思うが、日本で最も消費生活に依存している東京都民がすべき主張ではあるまい。今は確かに輸入した原油や天然ガスだけでエネルギーを賄えているのかも知れないが、それもそう長くは続けられないだろう。このまま原発を止め続ければ生活コスト高が更に加速することが予想されるわけだが、それで真っ先にギブアップするのは間違いなく東京都民だと思われる。勿論、生活スタイルが東京と殆ど変わらない地方の都市部の住民もほぼ同時に逝くことになるとは思うがね。
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