中国の金融機関が販売した、今月末(2014年1月31日)満期を迎える“理財商品”が、初めてデフォルトに陥る恐れが高まっているとのことである。
「影の銀行」初のデフォルトか=安易な資金調達、投資家押し掛け―中国
時事通信 2014/1/26 17:40
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140126-00000007-jijnb_st-nb
【北京時事】今月31日に満期を迎える中国の金融商品が、デフォルト(債務不履行)に陥る恐れがあるとの懸念が強まっている。地方の石炭会社が通常の銀行融資とは異なる「影の銀行(シャドーバンキング)」で安易に30億元(約513億円)を調達したものの、ずさんな経営から返済のめどが立っていない。
シャドーバンキングは中国の銀行がペーパーカンパニーを立てて簿外で行っていることが多いようだが、それは即ち、銀行が間接的に巨額な不良債権を溜め込んでしまっている可能性が高いということを意味する。そこには中共政権にも繋がる政治的な黒いカネも当然含まれていると考えるべきだろう。中国大手企業の危険な簿外債務が氷山の一角でも露呈すれば、海外投資家が一目散に中国投資を手仕舞いすることで中国経済はあっさりと吹き飛ぶだろう。
この絶妙なタイミングでのデフォルト危機発覚。
参考1:
2014年1月24日金曜日
米SEC:中国系企業に会計詐欺の疑い。
参考2:
2014年1月24日金曜日
アルゼンチン:通貨ペソ大暴落。
これは、中国経済(中共政権)潰しの世界的コンセンサスを物語っているのではないだろうか。
日経平均は3日ぶり反落、中国経済指標の下振れを嫌気
2014年1月23日06時29分
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBTYEA0M055.html
HSBCが23日に発表した1月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は49.6と前月の50.5から低下。景況の改善・悪化の節目となる50を6カ月ぶりに下回ったことで、中国景気の停滞が意識された
中国経済指標の下振れもあり、これから中国経済は加速度的に崩れ始めるかもしれない。
これにより世界経済全体にも短期的には影響を及ぼすかも知れないが、アジア通貨危機発生後もそうだったように、冷え込む新興国経済を尻目に米国経済には資金が集まり、直ぐに落ち着きを取り戻すだろう。
ただ、日本経済についてはニュートラルと見ている。日本としては、今後苦しくなるであろう新興国経済を選択的に救済しつつ、日本経済にとってのメリットのみを追求すべきである。中韓を救済するのは、両国政権が“正常化”してからにすべきだろう。(参考:ASEAN:通貨スワップ協定が中国接近を阻止するか。2013年12月13日金曜日)
関連:
2014年1月26日日曜日
新興国通貨暴落:“強いドル”に悶えるオバマ。
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