2014年1月17日金曜日

中国:習近平は軍部のお飾りか。

https://surouninja.blogspot.com/2014/01/xi-jinping-or-puppet-of-chinese-military.html
中国が尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏(ADIZ)を設定したことは記憶に新しいが、今度は南シナ海で外国漁船を対象にした新たな規制措置を発表したようである。

政府、漁業規制で中国に抗議へ 南シナ海、国際的圧力強める

共同通信デジタル 2014年1月16日(木)2時00分配信
http://news.nicovideo.jp/watch/nw913458

 日本政府は15日、中国海南省が南シナ海で操業する外国漁船を対象に導入した新たな規制措置について「国連海洋法条約に抵触する一方的な現状変更に当たる恐れがある」と判断し、近く抗議する方針を固めた。複数の政府筋が明らかにした。外務省は既に事実関係を中国側に照会しており、回答を得た上で抗議する。

 中国の措置をめぐっては、南シナ海で中国と領有権を争っているベトナム、フィリピン、台湾に加え、米国が批判を始めている。

フィリピンが中国の漁業規制に反発 「必要なら海軍が漁船を護衛」

2014年 01月 16日 21:43 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJEA0F00C20140116

[マニラ 16日 ロイター] -フィリピンのガズミン国防相は16日、南シナ海の領有権で対立する中国が導入した同海域の漁業操業規制に従わない方針を示し、必要なら海軍が自国の漁船を護衛すると述べた。

中国は、今年初めから、外国漁船が中国沿岸の南シナ海に入る場合に中国当局の許可を得ることを義務付けた。

このような中国の妄動から仄見えるのは、“習近平政権は軍部をコントロールしきれてないのではないか”という疑念である。

習近平 - Wikipedia

経歴
習はかつて中央軍事委員会弁公庁秘書を務めており、第17期政治局常務委員で唯一軍歴を有する人物であった。このことは習と中国人民解放軍との結びつきを強める一因ともなった。
政治姿勢
習が党中央軍事委員会副主席に就任して以降、中国はアメリカや日本との対決姿勢を強め始めており、また北朝鮮の核開発を批判しなくなるなど、中国の外交に明らかな変化が現れたとされる。
習が副主席に就任して以降は、北朝鮮、ミャンマーなどといった世界の独裁国家を擁護したり、豊富な資源を有する発展途上国と「国益」と言う観点から結びつきを強めているとされる。

習近平国家主席にとっての「諸刃の剣」強大化する中国軍

huffingtonpost 2013年12月29日 11時28分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/28/china-xi-jinping_n_4513552.html

中国の習近平国家主席は、かつての最高指導者トウ小平氏が後継者に残したとされる教えを忠実に守っている。最高指導者としての執務時間の多くは、人民解放軍(PLA)幹部たちと過ごせというものだ。
しかし、習主席はトウ小平氏や毛沢東氏に比べると、真の軍人ではない。むしろ胡錦濤氏や江沢民氏と同様、基本的には生粋の政治家だ。

習主席は前任者2人と同じく、共産党政権を維持するために軍をコントロールしておかなくてはならない。ただ、前任者たちの時代と違うのは、冷戦後初めて米国の制海権に本格的に挑戦するなど、人民解放軍がかつてないほど自信にあふれているという点だ。

人民解放軍の事情に詳しいシンガポール国立大学の黄靖教授は「習氏が軍をコントロールするようになるには時間がかかる」と指摘。その理由として、現在の軍高官の多くは習氏ではなく、前任者たちが任命した人物であることを挙げている。

中国軍部がクーデターに成功、習政権を乗っ取っている… 米国防総省の衝撃的分析 (1/2ページ)

2013.12.26 連載:世界を斬る 日高義樹
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20131226/dms1312260724003-n1.htm

かなり怪しい習主席と中国軍の関係(AP)【拡大】

 「中国軍部は、すでに実質的なクーデターに成功し、中国政府を乗っ取っていると思われる。習近平主席は軍部が選んだ、名ばかりの指導者に過ぎない」

 米国防総省の情報機関である国防情報局の内部メモが、衝撃的な分析をしている。
この情報メモによると、中国の共産党地方支部は腐敗がひどく、自己修正の望みはまったくないという。米国防総省は、1999年に出した「アジア2025」という報告書で、すでに中国国防政策の重要な要因として地方の混乱をあげている。その後の各種報告書でも、「中国共産党の中央部が地方に対する統制を失っている」と述べている。

 中国に詳しいキッシンジャー博士は、私にこう言ったことがある。

 「私は中国を訪問するたびに、各地を訪問して実地に地方政治の実情を見聞きするようにしている。つい最近の訪問では、地方の中国共産党と中国軍部が、きわめて密接な関係を持ち、すべてを話し合って決めているように見受けた」

 キッシンジャー氏はさすがに決定的なことは言わなかったが、中国共産党の中央部が地方を動かすことができなくなっていることをうかがわせる口ぶりだった。

 現在、習近平主席は日本に対して、きわめて戦闘的な姿勢を続けている。米国防総省も、中国が防空識別圏をさらに拡大するとみているが、この習主席の強気の姿勢は中国軍の決定によるものだろう。

中国・習近平主席の護衛総入れ替え クーデター警戒が理由か

2014.01.02 07:00
http://www.news-postseven.com/archives/20140102_233364.html

中国の習近平・国家主席など中国共産党や政府要人の警備を担当する党中央警衛局の最高責任者に習主席の腹心中の腹心である栗戦書・党中央弁公庁主任が就任するなど、同局で大幅な人事異動が行なわれ、警備担当者も中国人民解放軍の特殊部隊の精鋭に総入れ替えされていることが分かった。

 中国では最近、共産党政権転覆のクーデターや習主席暗殺などの計画があったなどと不穏な情報が飛び交っており、警備担当者の総入れ替えも宮廷政変に警戒しているためとの見方も出ている。香港の月刊誌「博訊(ボシュン)」が伝えた。
 気が付けば、曹清氏が知っている警備要員はすべて転出しており、新たなメンバーはほとんどが軍の精鋭と入れ替わっていた。

中国も御多分にもれず、全体主義国家に有りがちな軍国化の着実に道を突き進んでいるわけだが、上記引用を見ると、中共政権は既に軍部に乗っ取られていそうな気配である。政治による軍部の制御が本当にできなくなっているのだとすれば、中共政権が無謀な行為に出るのも理解できよう。

「全体主義国家が軍部の暴走で無謀な賭けに出て、最期は自滅」という、お決まりのパターンを中国は再現してしまうのではないだろうか。

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