オバマ政権は30日(2013年8月30日)、シリア政府が過去1年に複数回に渡り化学兵器を使用したとの証拠を公表し、限定的な軍事制裁の正当性を主張した様である。
2013年 08月 31日 05:22 JST ロイター
米国、シリア化学兵器使用裏付ける報告書公表
[ワシントン 30日 ロイター] - オバマ米政府は30日、シリア政府が過去1年に複数回にわたり化学兵器を使用したとの証拠を公表し、「無差別かつ想像を絶する恐ろしい行為を罰せられないままにしておく訳にはいかない」として、限定的な軍事介入の正当性を主張した。
ケリー長官は「独裁者による無慈悲な大量破壊兵器の使用に対し目をそむければ、歴史はわれわれに対し極めて厳しい判断を下すだろう」と訴えた。
オバマ米大統領は、スウェーデンや20カ国・地域(G20)首脳会合が開催されるロシアに向けて来週9月3日に米国を発つ予定。国外にいる間に攻撃を命じる可能性は低いとみられており、開始時期をめぐっては不透明感が強い。
08/20 00:53 FNNニュース
日ロ首脳会談、サンクトペテルブルクで9月5日開催の方向で調整
2013.8.20 20:43 MSN産経
日米首脳会談、9月5日が有力 G20開催に合わせ
9月5日(2013年9月5日)から二日間に渡ってサンクトペテルブルグで開催されるG20首脳会談だが、初日には「日米首脳会談」と「日露首脳会談」の両方が予定されている。此の時に日本が米露の間に立ち、シリア情勢の調整役となる可能性は十分に考えられる。此の日までに米国がシリアでミサイルの“牽制球”を投げる可能性も在ろうが、本格的な軍事介入は恐らくG20終了後となるのではないかな。
金価格、原油価格の下落
2013年 08月 31日 05:15 JST ロイター
原油先物下落、シリア攻撃の正当性主張する米国務長官の発言受け
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日の原油先物市場では、北海ブレント先物が下落。「限定的な」シリアへの軍事行動の正当性を主張するケリー米国務長官の発言を受けた動き。
米原油先物10月限も1.15ドル安の同107.65ドル。一時、106.75ドルまで下落する場面もあった。
2013年 08月 31日 01:15 JST ロイター
金相場1400ドル割れ、シリア軍事介入観測の後退やドル高で
[ロンドン 30日 ロイター] - 30日の商品市場では、金相場が1オンス=1400ドルを割り込んだ。西側諸国によるシリアへの軍事介入の可能性が低下したとの見方や、堅調な米経済指標を受けて連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮小観測が強まったことなどが背景。
金現物は一時1%下落し、1392.06ドルとなった。
米金先物12月限も一時1%超値を下げ1391.80ドルまで下落した。
金先物や原油先物は大きく下落している。
シリアへの軍事介入が実施されるまでの間は世界の株価は下落する一方で、金や原油は値上がりし、日本円やスイス・フラン等の比較的安全とされる通貨に資金が逃避すると思われるが、いざ軍事介入が始まり米軍の圧倒的優勢が確実となれば、世界経済は“ドル高・先進国株高”に急反転すると俺は予想している。(参考)
現在の金先物や原油先物の動きを見ていると、市場はどうやら“軍事介入後”のシリア情勢を織り込み始めた様に見える。
2013年8月30日金曜日
英議会はシリアへの軍事介入を否決したとのことだが。
2013年8月29日木曜日
米露ガスパイプライン主導権争いの場としてのシリアとトルコ。
2013年8月27日火曜日
米英仏のシリア軍事介入が現実味。
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