此れは、現在オラクルが持つJavaの特許と著作権をグーグルが侵害しているとする裁判に関連して、グーグル社の社是である「Don't Be Evil」(邪悪になるな)を皮肉ったものである。
ロイター 8月14日(水)11時25分配信
「グーグルは邪悪」、オラクルCEOが特許訴訟めぐり非難
[13日 ロイター] - 米オラクル<ORCL.N>のラリー・エリソン最高経営責任者(CEO)が13日放映されたテレビ番組で、同社の特許をめぐり裁判で争う米グーグル<GOOG.O>側の対応について「絶対的に邪悪だ」と厳しく批判した。
グーグルは「Don't Be Evil(邪悪にならない)」をモットーの1つとしているが、エリソンCEOの発言はこれを皮肉ったもの。同CEOは、ライバル企業の幹部に対する辛辣な発言で知られている。
オラクルは2010年8月、グーグルのモバイル端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」が、自社の持つJavaの7つの特許と著作権を侵害しているとして提訴。一審ではグーグルが勝訴し、オラクルが控訴している。
元々Javaは米サン・マイクロシステムズ社がライセンスを保有しており、同社がオープンソース化することで急速に発展したプログラミング言語だが、2009年にオラクル社が同社を買収することで、ライセンスは現在オラクル社に移っている。
だが抑々(そもそも)、 Android OS で利用されているJava仮想マシン改=Dalvik VM は、オラクルによる買収以前から存在していたわけで、ぶっちゃけオラクルの主張は“言いがかり”に近い気もするね。
まぁとは言え、此の流れは今後、グーグル社が経営リソースをAndroid OSからChrome OSへと移行することを後押しするのではないかな。
2013年03月29日 18時30分 UPDATE
AndroidとChrome OSが統合か、米Googleの幹部人事で浮上 - TechTargetジャパン
米Googleは2013年3月13日、同社のOSの今後に影響を及ぼすであろう人事異動を発表した。Android責任者のアンディ・ルービン氏が同職を離れ、後任に「Google Chrome」や「Google Apps」を統括するスンダル・ピチャイ氏が就くことになったのだ。
2013年3月22日 / 12:30
Google 会長 Eric Schmidt 氏「Android と Chrome OS を統合するつもりはない」 - インターネットコム
米国 Google 会長 Eric Schmidt 氏はインドのメディアに対して、Android と Chrome OS を統合するつもりはないと述べた。Google は先週、Android の父と呼ばれた Andy Rubin 氏が Android OS の開発責任者から外れ、Chrome OS の開発責任者 Sundar Pichai 氏が、Android と Chrome OS の両 OS の開発責任者を兼任すると発表。業界関係者からは、Google は両 OS を統合するつもりなのではないかという憶測が流れていた。
勿論、Android自体が突然無くなることは無いだろう。少なくともHTML5の仕様と実装が完全に固まるまでの間は、Nativeな部分で生存し続けると見ている。まぁ其れもオラクル社との裁判の結果次第かも知れないがね。
2013年8月6日 2:01:46
Introducing the new Chromebook - Google
2013/8/14 6:30
FirefoxOS搭載スマホ、米英イーベイで79ドル - 日経新聞
中国ZTEは2013年8月12日、米MozillaのFirefox OSを搭載するスマートフォン「ZTE Open」を米国および英国のeBayで展開するZTE storeで販売すると発表した。
長期的に見れば、今後はグーグルのChrome OSとMozillaのFirefox OSが次期OS戦争の主役となると見ている。
一方でマイクロソフトもWindows8で“何となく追随”しようとしているが、既存のOSの概念を捨て切れておらず、恐らく今後も苦戦を強いられるだろう。今後はOS事業を捨てて、敗戦処理(Windowsのサポート)とSkyDrive等のクラウドサービスで生存を図ることになるのではないかな。
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