ノーベル平和賞、化学兵器禁止機関に - CNN.co.jp 10月11日(金)18時9分配信
(CNN) ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2013年のノーベル平和賞を化学兵器禁止機関(OPCW)に贈ると発表した。
化学兵器の除去に努めてきた活動が評価された。
OPCWは現在シリアが保持する化学兵器の検証、廃棄に当たっている。
OPCWは1997年4月に発効した化学兵器禁止条約に基づき設立された。
シリアは今世界で最も加熱した、米英とグローバリストの主導権争いの場となっているわけだが、OPCWは現在、そのような重要な場所で化学兵器の検証、廃棄を行っている。OPCWの検証結果次第で今後のシリア情勢も大きく変わると言っても過言ではあるまい。
恐らく今回のOPCWへのノーベル平和賞の贈賞は、OPCWに対するグローバリスト勢力側からの“釘刺し”の意味があるのだろう。
これは、当時殆ど実績が無かったオバマ大統領に対してノーベル平和賞が贈賞されたことと全く同じ構図である。(ノーベル平和賞という鎖で繋がれるオバマ政権。2013年9月4日水曜日)
ノーベル平和賞の歴代受賞者には、“グローバリスト勢力寄り”のバイアスが掛かっている。米英とグローバリストの中間で巧く綱渡りしたヘンリー・キッシンジャーを覗いては。ただし、キッシンジャーの受賞の際には、ノーベル賞委員会内部でも相当揉めたようだがね。
ノーベル平和賞 - Wikipedia
1973年には、ベトナム和平協定調印を理由に、アメリカのヘンリー・キッシンジャーと北ベトナムのレ・ドク・トが共同受賞したが、キッシンジャーへの授与に対しては、ノーベル平和賞委員会の中でも激しい議論が巻き起こり、反対した2人の委員が抗議のため辞任するほどだった。
今回のOPCWのノーベル平和賞受賞により、今後のシリアでの“公正な”活動に支障を来すのではないかと懸念している。
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