サウジアラビア、非常任理事国を辞退 「国連は二重基準」 - AFPBB 2013年10月18日 19:34 発信地:リヤド/サウジアラビア
【10月18日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)の次期非常任理事国に前日選出されたサウジアラビアは18日、これを辞退すると発表した。
サウジアラビア外務省は声明の中で、安保理では「二重基準」がまかり通っていると批判し、世界平和と安定の保持という責務を遂行できるよう改革がなされない限り、安保理入り辞退という選択肢しかなかいと説明している。(c)AFP
サウジアラビアの主張する国連安保理の「二重基準」とは恐らく、国連での拒否権を盾に自ら利権を保有する独裁国家を守り続けるロシアと中国を指しているのだろう。シリア問題は正にその典型例である。
左側に傾いた現在の国連は、グローバリスト勢力のための商売道具と成り下がっている。世界の紛争を募金活動や慈善事業という名の金儲けのタネに使う偽善的行為は、正にサウジアラビアの批判する「二重基準」そのものと謂えよう。
サウジアラビアの主張の背景には、シリア交渉で事実上の敗北を喫した米英への気遣いがあることは言うまでも無いが、これを期に少しでも国連安保理改革の必要性が議論されることを期待したいところである。
国連のような国家横断的な組織は必ず必要なのかも知れないが、それが、ただ肥大化しただけの社会主義的組織または全体主義的組織となるのであれば話は別である。そのような官僚主義的中央集権組織の存在目的は、人々から自由を奪うことで得られる果実を一握りの官僚が貪ることに在るからである。
【関連リンク】
2013年10月13日日曜日
ノーベル平和賞がOPCWの公正な活動を阻害するか。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/10/nobel-peace-prize-to-bind-the-opcw.html
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