日本政府はこれまで、米国の「核の傘」への影響に配慮して、この共同声明への署名を拒否していた経緯が在るわけだが、今回の安倍首相の翻意には何か重大な意味が在りそうである。
核不使用、安倍政権署名へ 国連委声明めぐり方針転換 - 朝日新聞デジタル 10月11日(金)3時21分配信
安倍政権は、国連総会第1委員会で来週発表される予定の核兵器の廃絶を求める共同声明に署名する方針を固めた。今年4月に発表された同様の声明には、米国の「核の傘」に頼る安全保障政策と整合性がとれないとして署名しなかったが、方針転換した。
日本に核不使用声明への賛同要請 スイス、外務省に反対論 - 共同通信 2013/04/22 02:00
ジュネーブで22日に開幕する核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会を前に日本がスイスから、核兵器使用の非人道性を強調し「いかなる状況下でも核が再び使用されないことが人類の生存に利益となる」とした共同声明への賛同を求められていることが21日、分かった。
外務省が可否を検討しているが、米国の提供する「核の傘」への影響や、核使用をちらつかせる北朝鮮への抑止力低下につながりかねないとして一部に反対論が出ている。複数の日本政府関係者や準備委員会筋が明らかにした。
スイスのジュネーブで開催されているNPT再検討会議のための準備委員会で、「核の不... - Yahoo!知恵袋
aliedaa2007さん
わが国を取り巻く安全保障環境は、世界の中でも特筆すべき異常な環境に置かれています。
世界の核不拡散の流れに抗して、NPTを脱退し、いまや、自称・核保有国の北朝鮮は、核先制攻撃も辞さずとして、アメリカや韓国、そしてわが国の具体的な都市名を出して、核に拠る攻撃を脅迫しています。
他の保有国は、こうした挙に出てはいません。こうした状況下で、NPT体制が北朝鮮に無力なままで、核が実際に先制使用された場合には、核攻撃の継続を物理的に不能にする為に核を用いた報復攻撃が必ず行われます。これは、核兵器の持つ兵器の特性であり、避けることは出来ません。そうした情勢がある中、わが国が「いかなる状況下においても」という核不使用の声明に賛同しても、実効性などさらさらありません。それが証拠にこれが三回目の声明取り纏めです。
昨年の5月、11月についで三回目です。
全く変わり映えしません。それどころか、北の核の脅威は増すばかりです。南アフリカもスイスも北朝鮮と国交を持っていますが、彼らが北朝鮮の核兵器を用いた脅迫を強く非難しているとも聞かないですしね。
南アフリカやスイスは、声明通り、核の全廃が終局の目標だと真剣に志向するなら、核保有国にこそ、不使用を誓約させるべきなのです。
わが国が今回の意味のない声明に賛同する必要なんてありませんね。
金正恩 - Wikipedia
スイスに留学し、ベルンの国際学校で「パク・ウン」という偽名を使用しながら教育を受けた。国際学校には数か月しか在籍せず、隣接する公立小学校でドイツ語を学んだ
スイス傭兵 - Wikipedia
1874年にスイス憲法が改正され傭兵の輸出を禁じるようになり、1927年には自国民の外国軍への参加を禁止したため、スイスの傭兵輸出産業は完全に終了することになったが、中世からの伝統をもつバチカン市国のスイス衛兵のみは、「ローマ法王のための警察任務」との解釈により、唯一の例外として認められている。
JSA 北緯38度線 - swissinfo.ch 2008-02-09 15:25
大韓民国 ( 韓国 ) と朝鮮民主主義人民共和国 ( 北朝鮮 ) の軍事境界線、北緯38度線には今も兵士が駐屯し、境界線を監視し続けている。ここにはスイスからも平和監視軍が派遣され、平和維持に一役買っている。
この安倍首相の方針転換もまた、安倍政権が“グローバリスト+バチカン勢力”側にバランス偏向したことの証左と謂えよう。
このバランス偏向は、安倍政権の自滅を早めるのみならず、日本の国益をも損なう虞れ(おそれ)がある。
「モデル国家」スイスの終焉 - Newsweek
米政府は脱税捜査の一環として、スイスの秘密口座に預金があるアメリカ人顧客の情報開示を要求。協力しなければ、うまみの多い米市場からスイスの金融機関を締め出すと脅しをかけた。さらに米政府は、対イラン経済制裁に違反したという理由でスイスの大手銀行に巨額の罰金を科した。
実際には、スイスは自由市場と民主主義の西側陣営にしっかりと組み込まれていた。だがアメリカやEUの大国、ロシア、中国などが影響力を競い合う現在の無極化した世界では、スイスの永世中立は意味を持たなくなっている。
イランや北朝鮮と国際社会との間を仲介しようとしたスイスの努力は、複数の大国から冷笑された。
世界の人々は今後も毎年「ダボス詣で」を続けるかもしれない。だが世界経済フォーラムの参加者は、開催国にはほとんど興味もなければ意識もしていないようだ。
スイス#政治 - Wikipedia
2011年10月23日に行われた総選挙投票率は49.8%。国民議会議員選挙では、スイス国民党が第1党を維持したが、55議席(-7)と議席を減らした。以下、スイス社会民主党が44議席(+1)、自由民主党が31議席(0)、キリスト教民主人民党が28議席(-3)、緑の党13議席(-7)、自由緑の党12議席(+9)、市民民主党9議席(+9)、その他7議席となった。自由緑の党は緑の党からの、市民民主党は国民党からの離党組による新党で、いずれも離党元の議席を食う躍進となった。
過去の栄光を忘れられないスイスも自らの存在感をアピールするために必死の努力を継続しているようだが、精神分裂的な大連立政権が執り行う“お花畑的な八方美人”外交は、反社会的勢力に都合良く食い物にされて国益を損ねるだけであろう。無論、それは日本にも言えることだがね。
抑々(そもそも)、スイスという“中立・孤立主義国家”が、グローバリストやカルトなどの“全体主義勢力”と上手に付き合うことなど絶対に不可能だと思われる。何処かで必ず矛盾が生じることになるだろう。
【関連リンク】
2013年10月10日木曜日
靖国例大祭:安倍首相に差し出される「踏み絵」。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/10/a-visit-to-yasukuni-is-the-loyalty-test-for-the-prime-minister-of-japan.html
2013年10月3日木曜日
朝鮮総連と日本の闇。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/10/chongryon-and-japanese-underground-connections.html
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