2013年10月21日月曜日

ルクセンブルク総選挙:与党議席減とEU経済の終焉の始まり。

https://surouninja.blogspot.com/2013/10/the-ruling-party-of-luxembourg-to-reduce-the-seats-in-the-general-election-2013.html
世界で最も所得の高い国家「ルクセンブルク」の総選挙で、長年ルクセンブルクの政治経済を引っ張ってきた第一党の右派「キリスト教社会党」が得票率34%で第一党は維持したものの、議席は減らす見通しとのことである。


ルクセンブルグで議会選挙 与党苦戦 - NHK 10月21日 6時5分
ルクセンブルクで議会選挙が行われ、ヨーロッパで最も長く政権を率い、ユーロ圏の議長として危機対応に当たってきたユンケル首相の与党が第1党は維持するものの議席を減らす見通しで、今後の連立協議の行方が注目されます。
現地のテレビ局によりますと、開票はほぼ終了し、得票率はユンケル首相が率いるキリスト教社会党がおよそ34%で第1党は維持するものの、議席を減らす見通しです。
次いで、連立を組んできた第2党の社会労働党はおよそ20%を獲得する見通しです。
一方で野党の民主党がおよそ19%と票を伸ばしています。

ドイツやイタリアといった欧州主要国が“大連立”という“経済停滞への道”を突き進む中、ルクセンブルクもご多分に漏れず同じ道を突き進もうとしている。

大連立構想は国力衰退の象徴?ギリギリで大連立を回避した日本はまだマトモかもしれない - ニュースの教科書 2013年5月2日
となっているイタリアに加えて、連立という概念からはほど遠かったフランスにおいても連立内閣を求める世論が高まっているのだ。

 フランスの日曜版新聞が実施したアンケートでは、フランス国民の実に78%が大連立を支持していることが明らかになった。

フランスの政治・経済でさえも今後は混乱しそうな気配である。

2013年10月5日土曜日
EU:政治混迷と社会主義勢力の台頭がナチスを再生産するか。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/10/the-eu-and-the-vatican-may-reproduce-the-nazi.html

2013年10月3日木曜日
イタリア:ベルルスコーニ、レッタ大連立政権の破壊に失敗。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/10/berlusconi-defeated-by-letta.html

2013年9月23日月曜日
ドイツ総選挙:大連立が経済を停滞させるか。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/09/the-grand-coalition-is-clog-the-economy-of-germany.html


「新興国からの資金還流」イベントで漸く景気が上向き始めた先進諸国だが、やはり欧州先進諸国だけはその好機を十分に活かすことが出来なそうな雰囲気である。

欧州では今、アベノミクス以前の日本経済と同じ状況が再現されようとしている。それは、政治の停滞と官僚主義が創り出す長期的なデフレ不況である。

その一方で、日本は、新興国から欧州主要国に流れる予定だった投資を横取りできる可能性が更に高まったわけである。無論、日本が今後再び“大連立”という国家の精神分裂症に陥らなければの話だが。

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