オバマ政権はシリアへの軍事介入について、国連での承認が無くても実施に踏み切る可能性を示唆している。
米軍は既に原潜や駆逐艦、そしてオスプレイを搭載した米海兵隊の強襲揚陸艦をも紅海に向けて航行させており、国連安保理決議などお構いなしに最早“やる気満々”である。(米空母、紅海へ=対シリア作戦支援 時事通信 9月2日(月)11時57分配信)
そして、米国防総省の報道官も、「議会審議は軍事作戦に影響しない」と述べるなど、米軍は米議会の判断すら無視して行動する構えを見せている。(米国防総省報道官“議会審議は軍事作戦に影響しない TBS系(JNN) 9月6日(金)15時8分配信”)
此等の動きから米軍がシリアへ軍事介入するのは最早時間の問題と謂えよう。
シリア軍事介入が開始されれば圧倒的な米軍の軍事力であっという間にシリア政府軍は陥落するだろうと以前は考えていたのだが、仮にシリア軍事介入の真の目的が「天然ガスの価格操縦」に在るのだとすれば、米露両国はシリアでの紛争を徹底的に長期化させようとするかも知れない。
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