2013年9月17日火曜日

米国とイランが1979年以来の首脳会談の可能性。

https://surouninja.blogspot.com/2013/09/iran-the-next-deplomatic-battlefield-between-us-and-russia.html?m=0
米国のオバマ大統領とイランロハニ大統領が1979年以来34年ぶりの首脳会談を行う可能性があるとのことである。


米国とイランの大統領 1979年来初の首脳会談か - ロシアの声 17.09.2013, 01:00
米国のバラク・オバマ大統領は、イランで新たに就任したハサン・ルハニ大統領との間で首脳会談を行う可能性がある。これはニューヨークで17日から開かれる国連総会にあわせたもの。もしも首脳会談が行われた場合、米国とイランとの間では1979年以来のものとなる。「ガーディアン」紙が報じた。

イラン大統領に就任したばかりのハッサン・ロハニ大統領は、米英寄りの穏健保守と云われている。今回の首脳会談で米国とイランの関係は一歩前進するかも知れない。ひいては米露によるイランへの関与がバランスすることも考えられる。

具体的には、イランのガス・パイプライン利権に食い込みたい米国に対し、ロシアは何らかの与えるかも知れない。其れはシリア問題で米国が譲歩したことに対する“見返り”である。

シリアと同様に、今後はイランにおいても、米露主導権争いの着地点が見出されることになるのではないかな。此れは長期的に見れば中東全域の安定化に繋がるものと考えられる。だが短期的には、米露談合によってエネルギー価格の高騰が演出される虞(おそ)れも在る。


【関連リンク】

2013年9月11日水曜日
米露妥協点としての「シリア分割」を描くキッシンジャー。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/09/kissinger-envisions-divided-syria.html

2013年9月11日水曜日
シリア化学兵器の国際管理についてロシアが国連安保理の緊急非公開会議を中止して米露二国間の外相会談に持ち込んだ様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/09/the-loosely-played-game-about-syria-exhausting-the-emerging-nations.html

2013年9月5日木曜日
トルクメニスタンからの天然ガス・パイプラインの確保に急ぐ中国・習近平国家主席。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/09/xi-jinping-rushing-to-secure-the-gas-pipeline-from-turkmenistan.html

2013年9月3日火曜日
低迷する天然ガス価格の高騰トリガーとなるトルコ。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/09/syria-issue-and-natural-gas-prices.html

2013年8月29日木曜日
米露ガスパイプライン主導権争いの場としてのシリアとトルコ。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/08/syria-and-turkey-where-battlefield-for-the-pipeline.html

2013年7月28日日曜日
ミャンマー(チャウピュ港)と中国(雲南省昆明)を結ぶ天然ガス・石油パイプラインが対中輸出を開始。中国包囲網の突破口となるのか。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/07/blog-post_28.html

2013年7月7日日曜日
エジプトやトルコの不安定化でNY原油先物が1年2ヶ月ぶりの103ドル台。原油・ガス価格連動型経済のロシアには朗報となるか。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/07/ny12103.html

2013年6月16日日曜日
イラン大統領選で米英寄りの穏健保守、ハッサン・ロハニが圧勝。
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