2013年11月10日日曜日

サウジアラビア核武装の必然性。

https://surouninja.blogspot.com/2013/11/inevitability-of-nuclear-armament-of-saudi-arabia.html?m=0
サウジアラビアがパキスタンに投資して開発させていたとされる核兵器が、既に引き渡し可能な状態にある、とBBCが報じているようである。


Saudi nuclear weapons 'on order' from Pakistan - BBC 6 November 2013 Last updated at 21:57 GMT
Saudi Arabia has invested in Pakistani nuclear weapons projects, and believes it could obtain atomic bombs at will, a variety of sources have told BBC Newsnight.
The Saudi embassy in London has also issued a statement pointing out that the Kingdom is a signatory to the Non-Proliferation Treaty and has worked for a nuclear free Middle East.

これについてサウジアラビアは、「我が国はNPT署名国であり、中東地域の非核地帯化に向けて取り組んでいる」として否定している。

But it also points out that the UN's "failure to make the Middle East a nuclear free zone is one of the reasons the Kingdom of Saudi Arabia rejected the offer of a seat on the UN Security Council".

だが一方で、国連の中東地域の非核地帯化の失敗が、先日サウジアラビアが国連の次期非常任理事国候補を辞退した理由の一つだとも指摘しているようである。(国連:サウジアラビアが次期非常任理事国を辞退。2013年10月19日土曜日)

イラン核協議、3日目も長引く…外相級格上げ - 読売新聞 2013年11月10日02時14分
 【ジュネーブ=酒井圭吾】イラン核問題を巡ってジュネーブで行われている同国と国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6か国との協議は9日、外相級に格上げされ、3日目の協議に入った。
2日間の予定を延長して続けられている協議では、イランが核開発の進展を止め、見返りとして6か国が制裁を緩和する「第1段階」の措置に関する合意文書のとりまとめを目指している。9日の協議には急きょ現地入りした米英仏独露の各外相が参加している。中国の王毅(ワンイー)外相もジュネーブ入りするとの情報がある。

米国の中東フェードアウトはほぼ確実視され、上の引用のようにイランとの核協議に関しても急速に進展が見込まれる中で、同盟国であるサウジアラビア(イスラエルも)が「自衛」に走るというのは、以前から述べている通り、“想定内”のことと謂えよう。

参考1:中東地域をロシアに委譲する米国。2013年11月7日木曜日
参考2:サウジアラビア:米国の“弱腰”中東外交に苛立つバンダル王子。2013年10月24日木曜日

このように今後確実に不安定化して行くであろう中東情勢で、日本としては早急に“集団的自衛権の行使”を行える体制を整備しておかねば、折角浮上しかけた日本経済も、再び振り出しに戻される虞れ(おそれ)がある。

にも拘らず、この期に及んで憲法解釈の見直しの足を引っ張る連立与党・公明党は、丸で日本の不景気の継続を望んでいるようにしか見えない。まぁ、日本の景気が悪くなればなるほど、支持母体の宗教ビジネスが儲かるというのもあるのだろう。(公明党:集団的自衛権行使の憲法解釈見直しを妨害。 2013年11月8日金曜日)

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