2013年12月15日日曜日

北朝鮮:米国に歩み寄るか。

https://surouninja.blogspot.com/2013/12/north-korea-or-compromises-to-us.html?m=0
北朝鮮のナンバー2で親中派の張成沢(チャン・ソンテク)が粛清され、彼に近い副首相二人も中国へと亡命したとのことである。

北朝鮮の副首相2人が中国へ脱出、亡命申請か
2013年12月12日18時23分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20131212-OYT1T00856.htm

【ソウル=吉田敏行】韓国のケーブルテレビ「テレビ朝鮮」は12日、北朝鮮の張成沢(チャンソンテク)前国防委員会副委員長の粛清に関連し、張氏に近かった経済担当の副首相2人が中国に脱出し、亡命を申請していると報じた。

チャン・ソンテクは、先月(2013年11月1日)訪朝した日本維新の会のアントニオ猪木とも会談したと云われているようである。

アントニオ猪木中国共産党と深い関係にあることは、昨年6月(2012年6月)の東スポの報道からも明らかである。

猪木「尖閣諸島で平和の祭典だーっ!」

東スポ 2012年06月02日 12時00分
http://www.tokyo-sports.co.jp/prores/14444/

【中国・上海発】IGF総帥・アントニオ猪木(69)が日中外交の難題解決に乗り出す。IGF中国支社「上海愛武(アイウー)」を正式に開業させた猪木は、上海国際武術博覧会(7月7~12日、上海オリエンタルスポーツセンター)で旗揚げ戦を開催することを発表したが、野望はそれだけにとどまらない。水面下で中国軍の協力を取りつけ、尖閣諸島での「平和の祭典」開催をブチ上げた。

また、チャン・ソンテクに関しては、以下のような情報も在る。

親中派の張成沢失脚で米国に急接近?
「半島流動化」を荒木和博・拓殖大学教授と読む

日経ビジネス 鈴置 高史 2013年12月11日(水)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131209/256875/
数年前のことですが、北朝鮮の元工作員の安明進氏は、2代目の金正日の存命中に以下のように語っていました。

張成沢は「何でも中国の言う通りにして、その代わり全部面倒を見てもらえばいい」と思っている。それに対し金正日は「米国とも関係を強化しなければならない」と考えている。

金正恩政権による今回の粛清で、今後は中国が北朝鮮に対して強硬な態度を採る可能性は高まるだろう。

その一方で、北朝鮮が急遽、米国に歩み寄る可能性も同時に浮上してくるわけである。というのも、中国という最大の後ろ盾を失ってしまった北朝鮮は、米国かロシアに擦り寄ることでしか、今の政体を維持することは不可能だと思われるからである。

ただ、その際、ロシアに擦り寄る可能性は米国よりも低そうである。なぜなら、チャン・ソンテクが粛清された理由の一つとして挙げられている、「外国へ売却」された土地というのが、中国とロシアの関与する「羅先経済特区」の土地だからである。

窓口役の張氏処刑、中朝関係に影 経済協力にも影響

朝日新聞 2013年12月15日09時45分
http://www.asahi.com/articles/TKY201312150002.html
北朝鮮は張氏の罪状として「羅先経済貿易地帯の土地を外国に売り飛ばす売国行為」を挙げた。北東部の羅先の開発に乗り出している外国は中国とロシアだ。

何れにしても、今後の北朝鮮の外交政策には大きな変化が見られそうな気配である。

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